こんにちは、えまです。
今回は、こんな疑問に答えます。
<私のTOEIC&オンライン英会話歴>
・3年ほど前にTOEIC L&Rで990点取得
※それ以来TOEIC公式試験は受けていませんが、今年行われた自宅での模擬試験を解き、どんな内容かは把握しています。
・オンライン英会話は昨年から180回ほど受講
Contents
オンライン英会話はTOEICに効果があるのか?
結論から言うと、
効果が全くないとはいえないが、TOEICのスコアアップには直結しない
ということになります。
※ここでの「TOEIC」は、990点満点の「TOEIC L&R(リスニング&スピーキング)」のことです。
理由は以下のとおりです。
- オンライン英会話はスピーキング力を伸ばすツール
- TOEICスコアを最短距離で伸ばすなら「問題演習」一択
理由① オンライン英会話はスピーキング力を伸ばすツールである
英語でも日本語でも、一般的に言語力は「読む・聞く・話す・書く」の4技能に分けることができますね。
先日の記事でも書きましたが、オンライン英会話は主に「話す力」を伸ばす場所です。
これに対して、TOEICは、「読む力」と「聞く力」を測る試験です。
もちろん4技能はそれぞれ密接に関連しているのですが、基本的には
読む力を伸ばしたいなら→読む練習をする
聞く力を伸ばしたいなら→聞く練習をする
話す力を伸ばしたいなら→話す練習をする
書く力の伸ばしたいなら→書く練習をする
この当たり前の原則が成り立つと私は思っています。
たしかに、オンライン英会話では先生の話を聞き取る必要があるので、「聞く力」も養われます。
ただ、レッスン中に先生ばかり話して自分は聞き役に回る・・・というのはオンライン英会話の趣旨からは少し外れていますよね。
リスニング練習なら、YouTubeやPodcastなどを使えば無料でできます。
わざわざお金を払うのは、日本で確保することが難しい「英語を話す環境」を買うためではないでしょうか。
そう考えると、オンライン英会話によって伸びる「読む力」と「書く力」は限定的だと言えます。
よって、『オンライン英会話をやればTOEICスコアが上がるとは期待しない』のが賢明です。
理由② TOEICスコアを最短距離で伸ばすなら「問題演習」一択
TOEICスコアを上げるには、「読む練習」と「聞く練習」が必要です。
TOEIC対策をしなくても、以下の条件に当てはまれば、スコアは上がっていきます。
- 基礎がある程度身に付いている(単語・文法・発音)
- 日常的に英語を【理解しながら】読んだり、聞いたりしている
たまに「TOEICの英語は特殊」と言う人がいますが、私からするとTOEICは標準的な英語が使われている試験です。
この前解いた模試の印象では、PART2(リスニングセクション)はややクセがあるかなと思いましたが、それ以外は普通に「英語を聞いてor読んで解く試験」でした。
リスニングの先読み以外、これといってテクニックも必要ありません。
ただ、できるだけ効率的に短期間でスコアを上げたい!という場合は、迷わず問題演習をしまくるのがお勧めです。
私がTOEICを受けていた頃は、公式問題集や市販の模試を中心に対策をしていました。
やっぱり、試験を受けるからにはできるだけ高いスコアを取りたかったので。
この場合も、テキストを何冊も買う必要はなく「最新の公式問題集1冊+模試1〜2冊」で十分です。
少なくとも900点を超えるあたりまでは、同じ問題集を繰り返し解いて完璧にするのが、経験上もっとも効果的でした。
あと、TOEICは英語力以外に集中力が必要なので、試験1ヶ月くらい前から2時間通して解く練習もしておくとよいです。
以上をまとめると、
・オンライン英会話で伸びる(伸ばすべき)のは、スピーキング力。
・そのため、リスニング力とリーディング力を測るTOEICのスコアアップには繋がりづらい
・TOEICのスコアを上げるには「基礎を身に付け」、英語を「読む」「聞く」ことが大切
・その上で、高得点を取る近道は「問題演習」
となります。
TOEICスコアを上げたいのか?英語が話せるようになりたいのか?
自戒を込めて・・
学習内容を決めるときは、「自分はどうなりたいのか」をイメージすることが大切だと思っています。
たとえば「TOEICで高得点を3か月以内に取りたい」という場合、オンライン英会話の優先順位は高くないはずです。
やるべきことは、TOEICの問題を解いて、自分の弱点を把握し、それを埋める作業です。
「英語を話せるようになりたい」という場合、TOEICの優先順位は高くないはずです。
オンライン英会話や独り言、瞬間英作文といった「話す」練習をすべきです。
「自分がどうなりたいのか」は、自分にしかわかりません。
特に社会人は、英語学習の時間を確保するのが大変ですよね。家族やお子さんがいたら尚更です。
だからこそ、わずかな時間で最大限の結果を出すには、”何を優先するか”を決めておくことが重要ですよね。
まずは「なりたい自分」を明確にして、それに向かって最短ルートを選んでいきましょう。
おわりに
今回は「オンライン英会話はTOEICに効果があるのか?」について私の考えを書かせていただきました。
TOEIC L&Rを想定してお話しましたが、オンライン英会話はTOEIC Speakingテストにはもちろん効果あるはずです。
私も、オンライン英会話を活用して時々TOEIC S対策をしています。
自分の優先順位に合わせて、オンライン英会話や資格試験といったツールを効果的に活用していきたいですね。