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なぜ多くの人は英語学習に挫折するのか?

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みなさんは、英語学習に挫折したことがありますか?

わたしは社会人になりたての頃、英語学習から離れてしまった時期がありました。

英語は、勉強を続ければ必ず上達するものですが、
実は「続ける」というのが最も難しいことだったりしますよね。

そこで今回は、
「なぜ多くの人は英語学習に挫折するのか」
について考えてみたいと思います。

やる気満々で英語学習を始めたはずなのに、どうしていつの間にかモチベーションが下がってしまうのか?

その理由を考えてみましょう。

男女600人に対する英語学習アンケート

先日、DMM英会話が2017年にに行った英語学習の挫折に関するアンケートの記事を読みました。

「挫折したことがある」と答えた人に聞いた英語学習に挫折した理由のトップ3が紹介されていたのですが、それはなんでしょう?

ちょっとだけ考えてみてください。

結果はこちらです。

↓ ↓ ↓

 

第1位:お金がかかるから
第2位:楽しくなかったから
第3位:実際に英語を使う機会がなかったから

 

いかがでしょうか?

「そんなもんかなぁ」という気もするものの、わたしはちょっと違和感を覚えました。

「本当にそれが理由?」
「本質的な理由はほかのところにあるんじゃないのかなぁ?」

と感じたのです。

回答者がウソをついているというわけではありません。

ただ、上記3つのどれも、英語学習に挫折する根本的な理由にはならないと思いました。

むしろ、

「自分の人生には英語がどうしても必要なんだ」という確信がないこと

が本質的な理由ではないかと思ったのです。

英語学習はそこまでお金はかからない


まず第1位の「お金がかかるから」について。

ありがたいことに、今は「英語を学ぶのにすごくお金がかかる!」という時代ではありません。

安定したハイクオリティを誇るNHKラジオ講座が無料で聞けるし、
英語学習コンテンツはそこらじゅうにあふれてるし、
本屋に行けば優れたテキストがずらっと並んでますよね。安いものは数百円で買えます。

たしかに、数十万円払って英会話スクールに行く!とかは、誰にでもできることではないと思います。

でも、そんなことしなくても英語ができるようになった人はいくらでもいるはず。

書籍やオンライン英会話も月に数千円程度で足りるわけです。

数千円もムリ!という場合は、
おそらく「英語の優先順位が低い」というケースが多いでしょう。

「お金がかかるから」という理由の裏側には、

お金に見合うだけの”英語を学ぶ価値”が見出せなかった

という本音が隠れているのだと思います。

英語学習は工夫次第で遊びになる


第2位の「楽しくなかったから」について。

たしかに、英語学習を継続するうえで「楽しい!」という気持ちは重要です。

ただ、最初からそれを求めてしまうと、
勉強を続けるのはなかなか難しいような気がします。

英語に限らずなんでも、始めたばかりの頃はつまらないんですよね。

テキストを開いても、知らない単語ばかり出てきてなかなか進まない。
リスニングをしても、何を言っているかわからない。

…つまらないと思っても無理はありません。

「なんだかつまらない」
「このままで大丈夫なのかな?」

というネガティブな気持ちは、英語学習者であればだれもが感じたことがあるはずです。

わたしが思う対処法はこの2つ。

1つは、「このまま続けていけば絶対できるようになる」と信じること。

これは、非常に重要なことだと思ってます。
「自分には無理かも」と心のどこかで思っていると、やる気がなくなるし、英語が面白いと思えなくなるので。

もう1つは、英語学習を楽しくする工夫をすること。

人気の洋画や海外ドラマを楽しんだり、興味のある分野のYouTubeをみたり、好きなマンガの英語版を読んだり、洋楽を聴いてマネして歌ってみたり・・・

自分の好きなことと組み合わせると、勉強ではなく遊び感覚で英語に触れることができます。

もちろん、ただ洋画を観ているだけで英語力が上がる!ということはほぼありません。

わからない単語を調べたり、セリフを口に出して練習する必要はあります。

それでも、英語から離れてしまうより100万倍マシです。

モチベーションが落ちてしまったときは、遊びとして英語に触れてみる。

そうしているうちに、モチベーションが自然と復活するパターンは多いと思います。

英語学習は楽しくなくてもいい

そもそも「楽しそうだから」という理由で英語をはじめる人ってあまりいないですよね。

なにか目的(キャリアアップや自己研鑽、純粋な興味、海外留学、移住など)があってそれを叶えるために、英語を学ぼうと思った人が多いのではないでしょうか。

なので、
「楽しくないからもう英語やらなくていっか・・・」
と思ったら、

「どうして英語を勉強しようと思ったんだっけ?」

と原点を振り返ってみるといいのではないかと思います。

「自分の人生に英語は必要なのかな?」

ときどき自分に問いかけてみると、フレッシュな気持ちで英語に取り組むきっかけになるかもしれません。

英語を使う機会は自分で作るもの

第3位の「実際に英語を使う機会がなかったから」について。

こう答えた人は、学習を始めたときも英語を使う機会がなかった方が大半ではないでしょうか。

そうだとすると、英語を使う機会がないにもかかわらず英語を学ぼうと思った理由があったはず。

きっと、

「今は英語を使う機会がないけど、
英語ができるようになれば仕事の幅が広がる

「今は英語を使う機会がないけど、
英語を学んで将来は海外で働いたり、生活したりできる可能性を模索したい

「今は英語を使う機会がないけど、
海外の言語や文化をもっと知りたい。日本のことを海外に発信したい

というように、
将来のキャリアプランや理想の人生を考えて、英語を学び始めたという人が多いのではないかと想像しました。

というわけで、やっぱり大事なのは

「すぐに使う予定のない英語を学び始めたのはどうしてだっけ?」

と原点に返ってみることだと思います。

さらに言えば、英語を使う機会なんて、
その気になればいくらだって作れるものです。

別に「今すぐ外資系に転職しよう!」ってわけではありません。

外国人が集まる観光地に行って困ってそうな人に声を掛けたり、
英会話カフェや外国人旅行者が利用するゲストハウスに行ってみてもいいし、

オンライン英会話のレッスンを受けてみてもいいし、
Hello Talkなどのアプリでも日本に興味のある外国人と簡単に交流できますよね。

英語字幕や音声でドラマや映画を鑑賞することだって、ある意味では「英語を使う機会」です。

経験上、ちょっと勇気を出して行動をおこしてみることによって、
英語へのモチベーションが上がります。

私の場合、いきなり知らない外国人に話しかけるのはハードル高かったので
オンライン英会話の無料体験を手当たり次第に受けました

最初はもちろん緊張して終始オロオロしてましたが、
3~4週間もすると少しずつ慣れてきました。

経験年数の長い先生を選べば、いろんな生徒に慣れてるのでなんとかなります。

できそうなことからとりあえず行動を起こしてみると、自然とやる気がわいてくるものです。

まとめ:英語を勉強したいのか、自分の心に聞いてみよう

英語を習得するって、決して楽な道のりではないなとよく思います。正直苦しいときもある。

けれど、勉強を続けているうちにできることが少しずつ増えていくものでもあります。

英語を通じて自分の成長を感じることができるし、時間を大切に使うようになるので毎日が充実していきます。

すぐには結果が出なくても、粘り強く続けていくことで

・英語学習が楽しくなったり
・英語でこんなことがしたい!と新たなキャリアプランを思いついたり
・周りから「英語力を生かしてこの仕事をやってほしい」と頼まれたり

いろんな変化が生まれていくものだと実感しています。

自分はどうして英語を学ぼうと思ったのか?
今も、英語を学びたいと思っているのか?

英語学習を続けるのも、やめるのも自由。

「それでも自分には英語が必要なんだ」

と思ったら、簡単に挫折はしないはずです。

「最近、勉強に身が入らないなぁ…」
と悩んでいる方は、ぜひ一回立ち止まって考えてみてください。