QQ Englishといえばカランメソッドが有名ですが、カランと同じく英語脳を鍛える「REMS(レムス)」というカリキュラムをご存知でしょうか?
REMSはQQ Englishがオクスフォード大学言語学博士と共に独自開発したメソッドで、反射的に英文を組み立てる力を養うカリキュラム。
文法・語彙・発音が難易度順に学べるよう配慮されており、初級者から上級者まで幅広いレベルの方に受講されています。
REMSはQQ English人気No.3カリキュラム。
ちなみに人気No.1はカランメソッド、No.2はトピックカンバセーションです。
本記事では「QQ EnglishのREMSってどんなカリキュラム?」「レッスンの流れはどんな感じ?」「どんな効果があるの?」といった疑問をお持ちの方に向けて、REMSを徹底的に解説します。
この記事を読めばREMSのイメージがばっちり掴めますので、ぜひ参考にしてください。
QQ EnglishのREMS(レムス)とは?
まずQQ Englishが公開しているREMSのレッスン動画をご覧ください。
レッスンの内容は後ほどくわしくご説明しますので、今は「こんなことやるんだな」程度で大丈夫です!
REMSレッスンでは以下のようなドリル式の発話練習を行います。
- Repetition Drill(リピート)
- Substitution Drill(文章の一部を変更するドリル)
- Sentence Expansion Drill(文章に単語を付け足していくドリル)
- Transformation Drill(文を変形させるドリル)
- Question and Answer Drill(質問に完全な文で答えるドリル)
- Pronunciation-related(発音やイントネーションに関する種々のドリル)
講師が言った英文をそのまま繰り返すRepetition Drillを基本として、その英文の一部を変更したり、単語を付け足したり、疑問文や否定文に変形したりするドリルを行います。
REMSにはどんな効果があるの?
私はREMSを20回受講してみて、以下のような効果があると感じました。
- 英作文スピードの向上
- 文法ミスの減少
- 使える語彙の増加
- リテンション能力の向上
- 英語学習のモチベーションUP
効果①:英作文スピードの向上
講師が言った英文を反復したり、講師の指示に従って英文を組み替えたりするドリルを繰り返すことで、瞬時に英文を作って口から出す力が鍛えられると感じました。
効果②:文法ミスの減少
「文法知識はあるのにいざ話すとなると初歩的なミスを連発してしまう」という方は多いのではないでしょうか。
たとえば「He don’t know…(正しくはdoesn’t)」とか「She play tennis on Mondays (正しくはplays)」など。
「Transformation Drill」という講師の指示に従って英文を変形する練習は、こういった類の簡単な文法ミスを減らすのに効果的です。
REMSは知識として知っているだけの文法を「使える知識」に変えるのに最適なトレーニングだと思います。
効果③:使える語彙の増加
REMSでは同じ英文を何度も復唱したり、変形したりします。
こうして繰り返し声に出すことで、自然に語彙が身につくのを感じました。
たとえばREMS Book3 I5のレッスンに
She was cleaning her room when her sister wiped the food off the table.
という英文が出てきます。
この文章に出てくる「wipe off」を何度も口にするうちに「妹がテーブルの上の食べ物を拭き取っているイメージ」とwipe…offがセットになって強い記憶を形成してくれました。
REMSはこんな風に効率的に語彙を習得できるよう上手く計算されていますね。
効果④:リテンション能力の向上
REMSはスピーキングを上達させるカリキュラムとされていますが、リスニング力の向上にもかなり効果があります。
特に効果を感じたのがリテンション(=聞き取った音声を覚えている力)。
聞き取った英語が右から左へとすり抜けていってしまい、聞き終わると「あれ、なんて言ってたか全然思い出せない…」という悩みに役立ちます。
なぜかというと、講師の言った英文をそのまま復唱するドリルはもちろん、他のドリルでも講師の言った英文を覚えている必要があるのでリテンションが鍛えられるから。
レッスン中は講師が発する英語に集中せざるを得ない状況なので、ふだん一人で英語学習していて意識が飛びがちな人にも非常におすすめです。
効果⑤:英語学習のモチベーションUP
これはREMSの直接的効果というより副次的効果ですが…REMSのレッスンを受け始めてから英語学習のモチベが上がりました。
「やらなきゃ」ではなく「やりたい」という気持ちで英語に触れる時間が急増したので自分でも驚きです。
無理やり理由をつけるなら、REMSで何度も英文を聞いたり口に出したりしたことで英語を「生活に不可欠な言語」と認識して「もっと聞きたい!」という気持ちが働いたのかなと分析しています。
REMSのレベルは?
冒頭にもお伝えしたとおり、REMSは初級者から上級者まで幅広いレベルに対応しています。
REMSはA~Tまでの20個のユニットで構成されており、Book1~Book5にそれぞれ4個ずつ割り振られています。
レッスン料金以外に追加費用はありません。
REMS初回レッスン時に専用のレベルチェックテストを受けて、どこからスタートするか決まります。
無料体験レッスン初回のレベルチェックとは異なります。
REMSはレッスン前に予習が必要?
QQ Englishの日本人カウンセラーに確認したところ、REMSは予習不要のレッスンです。
一方で、復習が非常に重要とのこと。
テキストを見て英文を確認しつつ、レッスン録画を流しながらレッスン同様にドリルを何度も繰り返すことで、REMSの効果が出やすくなるそうです。
レッスン前にテキストを見ると英文をなんとなく覚えてしまうので、耳から聞き取るドリルの効果が減ってしまう可能性があります。
なので、むしろ予習をしない方がREMSの効果が出るかもしれません。
実際にREMSのレッスンを受けた体験レポート
REMSのレッスンはテキストに忠実に行われますが、レッスン中はほぼテキストを見ません。
文字情報に頼れないからこそ、英語の聞き取りに集中できてリスニング力が上がるんですね💡
流れとしては、まず復習ドリル(Revision Drills)を行った後、前回の続きを進めていきます。
以下では私が受講したときにどんな感じでレッスンが行われたのか、ドリルの種類ごとに解説しますね。
※例に出てくる英文はQQ English「REMS Book3 I7」からの引用が含まれます。
Repetition Drill(リピート)
REMSの最も基本的なドリル。
講師の言った英文をそっくりそのままリピートします。
講師が言ったことを繰り返すだけですが、テキストが進んで文章が長くなるにつれて難しくなってきます。
Substitution Drill(文章の一部を変更するドリル)
Repetition Drillで使った英文の一部を変更していくドリル。
「Basic(初級)」と「Intermediate(中級)」の2種類があり、Basicでは講師が言った英文をリピートするのに対し、Intermediateでは自分で英文の一部を変更します。
たとえば先ほどの「She bought some onions at the supermarket.」という英文だとこんな感じです。
~Basicの場合~
onions→goodsに文の一部が変更されていますね。
~Intermediateの場合~
※実際のテキストでは別の英文が使われていますが、わかりやすくするために上記と同じ英文を使っています。
Change: goods.
今度は講師が「Change:goods」と指示を与え、生徒がonionsをgoodsに変更した英文を言います。
講師が言った英文をそのまま繰り返すわけではないので、先ほどのBasicより難易度が上がります。
Sentence Expansion Drill(文章に単語を付け足していくドリル)
Sentence Expansion Drillは、講師の言った英文をそのままリピートする点は最初のRetition Drillと同じですが、英文にどんどん単語が付け足されて長くなっていきます。
たとえばこんな感じ(レッスンの一部を抜粋)。
講師の言った英文をリピートしていくだけですが、どんどん英文が長くなっていて最後の方になると「やめて~、これ以上長くなったら無理!」という心境になってきます😂
でもそのぶん、すごく鍛えられてる感覚がありますよ。
Transformation Drill(文を変形させるドリル)
このドリルがREMSの真骨頂。
講師の指示に従い、自分で英文を疑問文や否定文に変形させていくのがTransformation Drillです。
実際のレッスンでのやりとりを一部再現します。
REMSで最も難しいドリルだと思いますが、最も力がつくドリルでもあります。
Question and Answer Drill(質問に完全な文で答えるドリル)
これまでのドリルで扱った英文に関する質問に、完全な文で答えます。
レッスンの総まとめのような位置づけです。
テキストで扱った英文を暗記している前提で進むことに最初は戸惑いましたが、繰り返すうちに慣れてきました。
忘れてしまっても講師が手助けしてくれるので大丈夫です。
Pronunciation-related drills(発音やイントネーションに関する種々のドリル)
講師の後に続いて(or英文を見ながら)単語や文章を読み、発音やイントネーションをチェックしてもらういろんな種類のドリルです。
- Pronunciation Repetition Drill(講師が言った単語をリピート)
- Vowel Pronunciation Drill(母音が正しく発音できているかチェック)
- Sentence Intonation Drill(英文を音読して自然なイントネーションで読めているかチェック)など
QQ EnglishのREMSを受講した方々の口コミ
QQ EnglishのREMS受講者の口コミをみてみましょう。
QQenglishのREMSメソッドで学んだけど、リプロダクションが聞いた英語をちゃんと覚える(聞き取って英語が頭にのこる)練習に良いなと感じた。
ずっと英語単語をそれっぽく拾って理解していたけど、それが改善されていくのを感じる。最初の数ヶ月はマジで全然繰り返せなくてしんどすぎたけど。— 英語学習実験管理 (@AkiraShmuel) January 29, 2023
去年5月からだから8ヶ月ぶりのREMS。カランもしんどいがREMSもしんどい。REMSは短期記憶が問われる。#QQEnglish
— めざせ!オンラインで3000時間・現在1037時間1162日 (@eetomoac) January 26, 2023
QQenglish英会話REMS終了。
中学レベルの短い会話をつなげて日常会話らしきものがスムーズにできるようになってきた。
文章をひたすら単語を入れ替えて話す練習、三人称単数、数、形容詞、名詞がガンガン入れ替わってゲーム感がすごくなってきたぞい。— やまおやじ (@2lSdmkVUe2t3k1v) January 23, 2023
REMSの初回レベルチェックもしてもらった。
英語がどうこう以前に、先生が言ったフレーズを一言一句間違えずに記憶するのが大変ハードル高い…#QQenglish— れいぞーこ (@fridge63) January 29, 2023
#qqenglish
REMS終了。
今日の先生は発音がクリアで聞き取りやすく、テンポもちょうどよかった。
だから余計に、少しでも文章が長くなるとすぐ忘れてしまうのが辛い…!!彼女が持ってるスカートは緑だったか黒だったか、とか。— くるりんぱ (@kururimpa_e) January 23, 2023
おわりに
今回はQQ EnglishのREMSについて解説しました。
どんなカリキュラムなのか、イメージを掴んでいただけたでしょうか?
私はQQ Englishでいろんなカリキュラムを受講してみましたが、REMSが一番気に入りました。
日本人カウンセラーさんにもカランメソッドとREMSをおすすめされましたし、講師にもREMSを推す方は多いです。
QQ Englishに新規登録すると無料体験レッスンが受けられます。
初回はレベルチェックで2回目は好きなレッスンが受けられますので、気になる方はREMSを試してみてください。
QQ Englishの他のおすすめカリキュラムは「QQ Englishおすすめカリキュラム・教材【15種類受講した私が厳選】」でまとめています。