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VERSANTスコアの目安を徹底解説【何点を目指すべき?】

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自宅で気軽に英語力が測れるVERSANT。

国内外のグローバル企業や政府機関で広く採用されている、信頼性の高いテストです。

この記事では、VERSANTスピーキングテスト67点の私がスコアの目安について解説します。

本記事は2024年9月末販売終了の「VERSANT English Speaking Test」に関する記事です。

VERSANTとは?

VERSANTは世界最大規模の教育サービス会社Pearsonが開発した、実践的な英語力を測るテストです。

グローバル企業や米国防総省などの政府機関でも導入されている信頼性の高いテストで、近年は日本企業でも導入が広がっています。

①スピーキング、②ライティング、③プレイスメントの3種類のテストがあります。

本記事では最も一般的な①に絞ってお話ししますね。

VERSANTスピーキングテストの概要

試験時間約20分
試験場所自宅
問題数63問
試験内容音読(8問)、復唱(16問)、質問(24問)、文の構築(10問)、ストーリーテリング(3問)、自由回答(2問)
採点方法AIによる自動採点
料金5,500円(税込)

下記リンクからサンプル問題を解くことができます。

VERSANTスコアの目安

VERSANTスピーキングテストのスコアは「20点~80点」です。

TOEIC等と比べると知名度がまだ高くないので、スコアを聞いても英語力のイメージがつかない人も多いのではないでしょうか。

以下では、私が実際に受験してみた印象も踏まえつつ、VERSANTのスコアの目安を紹介します。

日本人のVERSANT平均スコアは「38点」

VERSANT公式サイトによると、日本人のVERSANT平均スコアは38点です。

これはCEFR(ヨーロッパ共通言語参照枠)でいうと「A2」。

下から二番目のレベルなので、あまり高いとはいえません。

ビジネスレベルのVERSANTスコア目安は「47点」

仕事で英語を使うためには、VERSANT47点(CEFR B1)程度が目安になります。

大手英語コーチング会社のトライズでも、

「英語を話せる=CEFR B1以上またはVERSANT47点以上」

と定義しています。

このレベルに達すれば、英語中級者といえるでしょう。

日本人の平均より9点も高く、日本では「英語ができる人」と見られます。

「英語ペラペラ」とはいきませんが、必要最低限のコミュニケーションは取れるレベルです。

海外赴任ができるVERSANTスコアの目安は「53点」

「海外赴任が可能なVERSANTスコアの目安は47点以上」と書いてあるサイトが多いのですが、これは本当に最低限のスコアだと思います。

無理ではないけど、仕事内容によってはかなりしんどい状況になるのでは?というのが個人的な感想です。

海外赴任するなら、CEFR B1+レベルの53点以上、できればCEFR B2レベルの58点はほしいところです。

英語上級者のVERSANTスコアの目安は「69点」

英語上級者と言えるのはVERSANT69点(CEFR C1)以上だと思います。

VERSANT60点台でも日本人の中ではかなり珍しいですが、70点を超えてくると本当に「英語ができる人」です。

帰国子女やインター出身者以外でこのレベルに達するのは至難の業でしょう。

結局、VERSANT何点を目指すべき?

英語学習者がまず目指すべきは「47点」です。

一般的な日本の会社では「英語ができる人」として重宝されるスコアですし、ある程度は自分の言いたいことを英語で表現できるレベルです。

さらに上を目指したい方は「58点」がターゲットになるでしょう。

CEFR B2レベルに到達し、自分の英語力に自信がでてくる段階です。

もっと上を!という方は「69点」を目指しましょう。

CEFR C1は胸を張って「英語できます」と言えるレベルです。

当面VERSANTを受験する予定はありませんが、次受けるときは69点以上を取りたいです…!

Versantスコアアップの戦略

VERSANTのスコアは以下の4つの能力別スコアを基に算出されます。

  1. 文章構文
  2. 語彙
  3. 流暢さ
  4. 発音

試験内容(Part A~F)と測定される能力の関係はこちら👇

Part A 音読(8問)「流暢さ」「発音」
Part B 復唱 (16問)「文章構文」「流暢さ」「発音」
Part C 質問(24問)「語彙」
Part D 文の構築(10問)「文章構文」「流暢さ」「発音」
Part E ストーリーリテリング(3問)「文章構文」「語彙」「流暢さ」「発音」
Part F 自由回答(2問)自動採点対象外

日本人のほとんどは「文章構文」と「語彙」のスコアが高く、「流暢さ」と「発音」のスコアが低いです。

なので、VERSANTのスコアを上げるなら、この2つを改善するのが近道。

また、VERSANTはスピーキングテストでありながら「リスニング力」がものすごく重要です。

そして、これら「流暢さ」「発音」「リスニング力」を同時に上げるのに効果的な勉強法が「復唱=リピーティング」です。

つまりPart Bの練習をすることが、VERSANT全体のスコアアップにつながります。

Versantおすすめ対策法

聞こえてきた英文を、そっくりそのまま繰り返す

最初は短い文章から始めて、徐々に長くしていってください。

TOEIC Part 1やPart 2の問題を使ってもいいですし、YouTubeで検索すると模擬問題も見つかります。

VERSANTはPart Bが最重要だと思います。

Part DとPart EはPart Bの応用なので、まずは復唱を集中的に練習するとよいでしょう。

Part Aはもちろん、Part CもVERSANTの中では簡単なので取りこぼしがないようにしつつ、Part Bで可能な限り点を稼いで、難しいPart DとPart Eはできるだけ頑張る…という形が現実的です。

復唱=リピーティングはVERSANT対策だけでなく、純粋にリスニング力&スピーキング力向上にとても効果があるので、ぜひ試してみてください。

VERSANTは意味ない?

「VERSANTを受けても意味ない」という意見もあるようですが、そんなことはないと思います。

スピーキングテストとしては一番メジャーなのがVERSANTではないでしょうか?

トライズやプログリットといった大手英語コーチングスクールでもVERSANTが指標として使われていますし、知名度がどんどん上がっていっています。

自宅で好きなときに受験できるのも便利ですよね。
結果もすぐに出ますし。

私自身VERSANTを受けてみて、自動採点なのに精度が高く、非常によくできた試験だと感じました。

VERSANTの試験内容は理にかなっていて、対策を通じてスピーキング力が高められるようになっています。

これまでは「ビジネス英語といえばTOEIC」でしたが、「TOEICではスピーキング力が測れない」という声も少なくありません。

英語でのコミュニケーション力を重視する企業は、今後VERSANTを導入するところが増えてくると予想しています。

今のうちからVERSANTに挑戦しておくのは、スピーキング力向上はもちろん、就職・転職にも役立つはずですよ🙆

おわりに

今回はVERSANTのスコアの目安について解説しました。

VERSANTは難しいですが、手軽にスピーキング力を測れて信頼性も高い優れたテストです。

日本でも大企業や大手英語コーチング会社で導入されており、今後ますます受験者が増えるでしょう。

実践的な英語力を身に付けたい方は、VERSANTを受けてみてはいかがでしょうか。