英語学習法

センター試験2020英語の難易度は?翻訳者が解いてみた感想&解説

こんにちは、えまです。

ついに、今年で最後となるセンター試験が終了しましたね。

新聞に問題と解答が掲載されていたので、英語(筆記)だけ解いてみました。

今回は、解いてみた感想と個人的にぜひ復習しておきたい問題について解説します。

センター試験2020英語の難易度は?新米翻訳者が解いてみた感想&解説

まず、解いた結果は以下のとおりでした。

得点:200点
解答にかかった時間:66分19秒

試験時間は80分なので間に合ってはいますが、遅めですね。
結構手ごわいな~と感じました。

ざっくりした感想は、

・前半はわりとサクサク解ける
・中盤から「う~ん」と考えてしまう問題がちらほら
・最後の長文は易しめ

といった感じです。

悩んだ問題で何度も英文を読み直したことが、タイムロスになりました。

以下では、大問ごとに難易度と特に復習したい問題の解説をお伝えします。

大問1:やや易

大問1は、発音とアクセントの問題です。

余談ですが、受験生時代はいつも勘で解いていたパートです(笑)

例年、1問は難しい問題が含まれている印象でしたが、今回はわりと素直な問題が揃っていたと思います。

普段から発音を意識して英語に取り組んでいれば、満点がとれるのではないでしょうか。

取り上げたいのは、Aの問2です。
まだ解いていない方は、ちょっと考えてみてください。

①arise ②desire ③loose ④resemble
下線部の発音がほかの3つと異なるものはどれか?

答えは③looseです。

他の三つは[z](ズ)であるのに対し、looseのsは[s](ス)と発音されるからですね。

「時間にルーズ」や「ルーズソックス」といった和製英語に慣れている日本人にとっては、注意が必要な単語です。

わたしは一瞬「あれ?どっちだっけ?」と思ってしまいました(汗)

他の三つが明らかに[z]だったので「あぁ、[s]だったな」と思えましたが、他のも紛らわしかったら危なかったです。

大問2:やや易

短文の穴埋め問題。
比較的わかりやすいものが多い印象でした。

ここで取り上げたいのも、Aの問2です。

Emergency doors can be found at [???] ends of this hallway.

①both ②each ③either ④neither

[???]に入るのは4つのうちどれか?

②と③はすぐに間違いだとわかりました。
eachとeitherの後ろには単数形がくるからですね。

このどちらかが正解だとすれば、「end」でないとおかしいわけです。

①bothの後ろには複数形が来ますから、これは正解の候補。

そして、問題が④neitherです。

「あれ?neitherの後ろって単数・複数どっちだっけ?」

と迷ってしまいました。

そこで文章全体を読んでみると、

「非常口はこの廊下の[???]端に[???]」

①だとすると、
「非常口はこの廊下の両端にあります」

④だとすると、
「非常口はこの廊下の両端いずれにもありません」

となります。

いや、「非常口が廊下のどっち側にもありません」なんて危険な文章(笑)はないでしょう…

bothの後ろは確実に複数形だし、
neitherの後ろもなんか単数形だった気がしてきた・・・!

というわけで、正解の①を選びました。

答え合わせのときに手持ちの文法書で確認したら、
neitherの後ろには単数形の名詞が来るとはっきり書いてありました。

センター試験、とても勉強になりますね。

大問3:標準〜やや難

この辺から時間がかかりました。

今年のセンター英語で私が1番悩んだのは、Aの問2です。

パラグラフの中から文脈上取り除くべき文を選ぶ問題。
(この問題形式自体が難しいですよね。)

問2のパラグラフを要約すると、

「従来は姿勢の悪さが腰痛の一因になると考えられてきたけど、実は姿勢と腰痛はあまり関係ないかもしれない」

という内容です(ちょっと意訳ですが)。

その根拠を示している部分に選択肢の文が4つ並んでいます。

この中から、パラグラフの内容に合わない文を選べばいいわけですね。

選択肢の文を私なりに解釈してみると、以下のようになります。

①私たち人間の背中は、s字型にカーブしている。
②人によって骨の大きさは異なり、これによって体形が決まる。
③良い姿勢とは、そのカーブの一部をまっすぐにすることだと考えられてきた。
④医師の意見を検証した研究によると、適切な姿勢とは何なのか、まとまった一つの見解はないことがわかった。

①〜④のうち、
②だけが「骨の大きさ」「体形」に言及しているが、
他の3つはどれも「背中のカーブ」「姿勢」についての話をしており、論理も一貫している。

よって、取り除くべきなのは②。

・・・落ち着いて訳してみたら、思ったより簡単だったかもしれませんね笑

でもなぜだか、問題を解いているときは悩んでしまったんですよねー。
(③にsome of the curvesってフレーズが出てくるのですが、カーブが複数ある?どういうこと?とパニくりました。)

本番ではわからなかったのに、試験後になるとあっさり解ける。
よくあるパターンですね。

一文一文丁寧に読むことが大事だなと、改めて思いました。

大問4:標準

ここからは長文読解です。

大問4は、いきなりダーツの的が出てきて若干不安になりました。

どんな内容だったか、簡単に振り返ってみましょう。

テーマは「スポーツ(特に投げる競技)において、練習の順番がパフォーマンスに与える影響」について行われた実験です。

実験内容は以下のとおり。

・小学生が異なる3つの距離(3、4、5メートル)から床に敷かれた円形の的(ダーツの的みたいなやつ)に向かってテニスボールを投げる。
・ボールの当たった位置が的の中心に近いほど、高い得点が与えられる(0〜100点)。
・実験初日、被験者(小学生)は全員が同じ投げ方で81回練習する。
・被験者は、「ブロック」「ランダム」「混合」の3つのグループに分けられる。
・「ブロック」グループは、同じ位置から連続で27回投げる練習を3回繰り返す。
(例えば、3メートルの位置から27回→4メートルの位置から27回→5メートルの位置から27回で、計81回)
・「ランダム」グループは、実験者が指定するランダムな順番で練習する。
・「混合」グループは、最初は「ブロック」グループと同じ方法で練習し、徐々に「ランダム」式の練習に移っていく。
・実験2日目に、被験者がそれぞれ12回投げるテストを行う。
・さて、それぞれのグループの得点はどうなったのか?(どの順番で練習するのが一番効果的だったのか?)

この問題も、丁寧に英文を追っていけば、さほど難しくなかったはず。

ただ、本番でこういう実験系の文章を冷静に読み解くのは、メンタルの強さが求められたりしますよね。

なので、決して簡単な問題とはいえないと思います。

チェックしておきたいのは、以下のフレーズ。
これは問題の答えにも繋がる重要な箇所でしたので、取り上げます。

No more than two consecutive throws were allowed from the same location

比較の表現ってたくさんあってややこしいですよね。

No more than two の読み取りが問題となりますが、
「2より多くない」なので
「同じ位置から続けて2回までしか投げてはいけない」
という意味になりますね。

これを選択肢では

Throwing three or more times in a row from the same location was against the rules
(同じ位置から3回以上投げるのはルール違反)

と言い換えています。

結局この選択肢が正解でしたので、比較の理解を試すのが問題作成者の意図だったのだと思います。

大問5:やや難

今年の長文は、ファンタジーでしたね。
動物と人間との絆を描いた心温まる系のストーリーです。

私は、最後まで
おじいさん=犬の生まれ変わり
だと勘違いして読んでました。

おじいさんが(知るはずのない)犬の名前を口走った時点で「決まりだな」と思ったのですが、なんと犬が生きて戻ってきたという…!

じゃあおじいさんは何者だったんだ?という謎は残った気がしますが、
素晴らしいハッピーエンドでした。笑

そして、私が今年のセンター英語で二番目に難しいと思った問題が問4です。

Rang in the air

このフレーズ、意味がまったく見当も付かなかったです。

問題作成者も文脈から意味を推測してもらうために出題してるので、狙い通りではあるのですが。。

困ったのは、

選択肢を読んでもピンとくるものがない

ことでした。

消去法でleft an impressionを選びましたが、予想してたのとちょっと違う感じだったので不安でしたね。

答え合わせ後、
”Ring in the air”
という熟語があるのかと思って調べてみましたが、見つかりませんでした。

この場面では、

おじいさんの言葉が「空中に残って響いた」(rang in the air)
→なぜ?
→おじいさんの言葉が「印象に残った」から(left an impression)

と推測することが求められていたようです。

他の選択肢が明らかにおかしいので選べるかと思いますが、ring in the airという表現を初めて見たのでちょっと面食らってしまいました。

文脈力や推測力が求められる問題だったのではないでしょうか。

大問6:易

今回は、中盤が結構難しめだったので、最後は易しめだったかなという印象です。

大問5を解き終わった時点で60分過ぎそうだった記憶があるので、大問6が難しければもっと時間ギリギリになっていたと思います。

大問6の内容は、自動販売機の歴史です。
発祥は日本(というか日本にしか存在しない)だと思ってたので、勉強になりました。

雑学的な感じで面白かったです。

さいごに

以上、2020年のセンター試験英語の筆記を解いてみた感想でした。

受験生時代から数えると何年分解いたのでしょう。。

今年で最後だと思うと、ちょっと感慨深いですね。

センター英語は、英語の基礎力を鍛えるのにとても適した良問だと思います。

来年から始まる大学共通テストは去年から大揺れですが、どうなるんでしょうね。

センター試験の英語は十分に質が高いので、個人的にはなぜ変える必要があるのか…と思っています。

4技能を試すのは各大学が実施する二次試験に委ねればいいと思うのですが、どうなのでしょう。

いずれにせよ、入試を大きく変える前に、「話す・書く」の技能を生徒に教えられる環境が整っているのかをよく検証したほうがいいと思います。

これ以上教育格差が広がらないようにしてほしいものですが、それはもはや学校ではなく、ネット(YouTubeとか)の役割なのかもしれませんね。

センター試験を受けた受験生のみなさま、お疲れ様でした!

今日のひとこと日記

来年は60分以内を目標にします!