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英語学習を習慣化するたった一つの方法

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英語学習を習慣化したいけど、ついサボってしまう…。どうしたら毎日欠かさず勉強できるのかな。

こんな風に思ったことはありませんか?

英語ができる人は、口をそろえて

「英語は少しずつでもいいので毎日やることが大切」

と言います。

でも、これは簡単なようで意外と難しいですよね。

10年ほど前から英語の独学を始めて以来、私も何度も「習慣化」の壁にぶつかってきました。

そんな中で、最近やっと「これが最強の方法だ!」というものを発見しました。

この記事ではその「英語学習を習慣化するたった一つの方法」をお伝えしたいと思います。

英語学習を習慣化するたった一つの方法

それは、

1日の時間割を作ること

です。

「なんだそんなことか…」と思われたかもしれませんが、私にとっては効果絶大でした。

1日のスケジュールを決めたことで
やるべきことが脳内にインプットされ、
「英語学習をしないと気持ち悪い」と感じるまでになりました。

元々なまけ者の私ですが、
4月から半年ほどは2〜3時間の学習をほぼ毎日継続しています。

時間割を作成する手順を紹介しますので、
ぜひ試してみてください。

ステップ1:英語学習メニューを決める

まずは「具体的にどんな学習をするか」を決めましょう。

英語学習にはたくさんの方法があります。

その中から自分に必要なもの、効果がありそうなものを選ぶのが最初のステップです。

それには、

自分がどんな英語力を身に付けたいのか(=具体的な目標)

を言語化する必要があります。

参考として、私が実際に紙に書き出したものを載せてみますね。

①リスニング
・洋画や海外ドラマの日常会話が9割以上聞き取れる
・PodcastやYouTubeでの一般人の話す英語が9割以上聞き取れる

②スピーキング
・基本単語を使いこなせる
・身近な生活のことをパッと表現できる
・幅広い社会問題について意見を述べられる

③リーディング
・洋書や英字新聞がスラスラと理解できる
・読解スピードを200wpm以上にする

④ライティング
・英検1級で満点レベルの答案が書ける

必ずしも4技能すべてを入れる必要はなく、自分が伸ばしたいスキルを選んでOKです。

また、学習時間の配分を決めるために各技能の優先順位も考えておきましょう。

私の優先順位は上記のとおりです(リスニングが最優先)。

次に、

目標の達成にはどんな学習が必要か

を検討します。

ポイントはこの2点。

・効果がありそうなもの
・継続できそうなもの

私の例をまた貼っておきますね。

①リスニング
<目標>
・洋画や海外ドラマの日常会話が9割以上聞き取れる
・PodcastやYouTubeでの一般人の話す英語が9割以上聞き取れる

<学習メニュー>
・発音練習
・洋画/YouTubeを観る
・Podcastを聴く

②スピーキング
<目標>
・基本単語を使いこなせる
・身近な生活のことをパッと表現できる
・幅広い社会問題について意見を述べられる

<学習メニュー>
・Duo3.0の例文を音読/シャドーイング
・オンライン英会話
・独り言
・瞬間英作文
・調べた表現をノートにメモする
・社会問題に関する知識をノートにまとめる

③リーディング
<目標>
・洋書や英字新聞がスラスラと理解できる
・読解スピードを200wpm以上にする

<学習メニュー>
・好きな洋書を読む
・英文ニュース記事を読む
・TOEIC Readingの問題集で速読トレーニング

④ライティング
<目標>
・英検1級で満点レベルの答案が書ける

<学習メニュー>
・社会問題に関する知識をノートにまとめる
・エッセイの書き方を学び、たくさん書く

これで「ステップ1:英語学習メニューを決める」が完了しました👌

ここが最重要なので、じっくり考えてみてください。

学習内容が決まれば、あとは簡単です^^

リーディングのところで書いた「wpm」は、
words per minuteの略で、「1分間に読める単語数」を表します。

ネイティブの大人の平均は、300wpmとされています。

こちらのページで手軽に測定できますので、ぜひ試してみてください。

ステップ2:睡眠時間を決める

どんなに忙しくても、必ず確保すべきものは「睡眠」です。

4時間も寝れば平気な人、
8時間は寝ないと調子が出ない人。

必要な睡眠時間は人それぞれです。

ロングスリーパーなのに無理して6時間睡眠のスケジュールを立てても、きっと挫折してしまうでしょう。

ただ、睡眠時間が短いとそれだけ学習時間が捻出しやすいのも事実。

そのあたりのバランスを加味して、必要な睡眠時間を決めるといいですね。

ちなみに私は元々は夜型だったのですが、
頑張って少しずつ朝型にシフトしていきました。

結構苦労しましたが、やっぱり人間は「太陽が沈んだら寝て、太陽とともに起きる」のが最も自然な生活リズムだと思います。

睡眠については個人差も大きいですが、
やはり日付が変わる前には寝たほうが翌日の目覚めがスッキリするのではないでしょうか。

アメリカの調査では睡眠時間が「7時間」の人が最も長生きしたというデータもあるので、
だいたいこのあたりを目安にすると良さそうです。

ステップ3:必ずやらなければならないことを書き出す

次にあなたが毎日必ずやらなければならないことを書き出してみてください。

たとえば仕事や家事、食事の時間などですね。

5:30 起床

6:40-7:00  身支度
7:00-7:40  朝食
7:40-9:20  通勤
9:20-18:00 仕事
18:00-19:40 通勤
19:40-21:00 夕食、片付け

22:00-23:00 お風呂、就寝準備
23:00 就寝

たとえばこんな感じです!

もちろん突発的な残業や用事などいろんなイベントが入るものなので、
あくまで「普段のスケジュール」で十分です。

私の場合、平日のみ時間割を作成しています。
休日は、平日の時間割をベースにその日の予定に応じて前日にスケジュールを立てています。

ステップ4:空いている時間に英語学習を入れる

ステップ2と3で「やらなければならないこと」を洗い出したので、
英語学習に使える時間が明らかになりました。

また、「やらなければならないこと」の中でも通勤や身支度の時間はリスニングならできそうですね。

これを踏まえて、ステップ1で考えた英語学習メニューをスケジュールに落とし込んでいきましょう。

先ほどの例を使って、実際にやってみます。

5:30 起床
5:30-6:00 発音練習、レッスン準備
6:00-6:40 オンライン英会話
6:40-7:00  身支度/YouTube
7:00-7:40  朝食
7:40-9:20  通勤/Podcast,Duo3.0シャドーイング
9:20-18:00 仕事
18:00-19:40 通勤/Podcast,Duo3.0シャドーイング
19:40-21:00 夕食、片付け
21:00-22:00 自由時間/洋画
22:00-23:00 お風呂、就寝準備/独り言,瞬間英作文
23:00 就寝

お気づきのとおり、リーディングやライティングの時間は取れてません。

特に社会人は、平日は時間の制約が大きいと思います。

その場合、優先順位の高い勉強(私の場合はリスニングとスピーキング)を入れればよいでしょう。

平日にできなかったことを、休日にプラスアルファで補っていくイメージです。

これで英語力を身に付ける「1日の時間割」が完成しましたヽ(´▽`)/

英語学習に挫折しないコツ

毎日やるべきことが決まり、準備は整いました。
あとはこれを地道に実践するだけです。

でも、この「実践」が一番難しいところですよね。

ご存知のとおり、英語学習は長期戦です。

1日平均3時間の学習なら、上達を感じるまでに少なくとも半年、
大きなレベルアップを目指すなら1〜3年は必要。

そこで、英語学習を継続するための心構えを紹介したいと思います。

予定どおりにできなくても自分を責めない

もちろんスケジュールどおりに1日が過ごせるのが理想。

でも、急な用事が入ったり、体調が悪かったり、どうしてもやる気が起きなかったり、、

なかなか思うようにいかないのも人生です。

寝坊したり、ついダラダラと時間を過ごしてしまったりすること、
私もあります。

そんなとき、
「自分はなんてダメ人間なんだろう・・・」
と自己嫌悪に陥ると、

テンションがさらに下がり、

ますます勉強が手につかなくなってしまいます。。

そもそもこんな大変な世の中、
生きてるだけで十分頑張ってるんですよ。

多くの人は、大学受験を終えると英語を勉強しなくなります。
社会人になってからも英語を学んで成長しようとすること自体、
素晴らしいことだと私は思います。

どんなに学習が進まないときも、
自分の最大の味方でいてあげてくださいね。

理想どおりにできない自分も許してあげることで、
また安心して学習を再開できます。

自分を嫌いになる勉強ではなく、
より幸せになれる勉強をしましょう^^

柔軟に予定を変える

一日の時間割を固定すると、英語は習慣化しやすいです。

でも、必要以上にそれに縛られる必要はありません。

「予定にはないけど、今日はちょっと海外ドラマを観ようかな」
「今日はオンライン英会話をお休みして、インプットの時間に充てよう」

など、学習内容を柔軟に変えてまったく問題ありません。

そもそもの目的は、
「1日のルーティンをこなすこと」
ではなく
「英語力を上げること」
ですよね。

英語力の向上につながることであれば、
時間割にないことでもドンドン取り入れていきましょう。

また、最初の計画で予定を詰め込みすぎてしまって「こんなにやりきれない…」ということもあるでしょう。

学習をスタートしてみて

「やっぱりこっちの教材がいいかも」
「オンライン英会話は、夜のほうが合ってるかも」

など、計画を立てたときにはわからなかった気づきも出てくるかもしれません。

そんなときは時間割を見直すことも大切です。

自分の生活スタイルや体質、英語レベルに合わせて
作った時間割を積極的にアップデートするのがいいですね。

気にするべきは時間数ではなく「どれだけ集中できたか」

忙しくてまとまった勉強時間がとれない時期もあると思います。

しかし重要なのは

学習効果 = 時間数 × 集中力

ということです。

時間数には限界があります。
1日は24時間、睡眠を7時間とすると残りは17時間。

仕事や家事の時間を引くと、自由に使える時間はそれほど多くありません。
(ただ、意外とムダに過ごしている時間はあるので簡単に「時間がない」とは言えないですが)

限られた時間を補うのは「集中力」です。

リスニングを同じく30分間していたとしても、

・全神経を集中させて耳を傾けていたのか
・考えごとをしながらぼーっと聞いていたのか

では学習の効果がまったく違いますよね。

社会人が時間に余裕のある学生と比べて有利なのは、この点だと思います。

人間は「今しか時間がない!」と思うと集中力が高まるもの。

英語学習に充てられる時間を大切に使っているか?
心ここにあらずの状態でただページを捲っていないか?

たまに自問自答してみると、学習の質が高まり、
上達スピードも速まるのでモチベーションも上がり、
結果として英語学習が続きやすくなると思います。

参考:習慣化は最初が大変です

新しい習慣を作るためにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか?

University College Londonの研究では、
平均すると『66日』という結果が出ています。

ただし、身に付けようとする習慣の内容によって、必要な時間は変わります。

なのでこの記事では、

とりあえず3か月は頑張ってみよう!

と結論を出しています。

最初の3か月さえ乗り切れば、
その習慣は自動化され、挫折の可能性は低くなります。

新しいことを生活に定着させるには、誰でも多かれ少なかれ苦労するもの。

この研究では、

1日さぼってしまったからといって、
習慣化のプロセスに影響はない

ということも明らかになりました。

少しくらいできない日があっても落ち込まず、
「まずは3ヶ月だけ」と思って頑張ってみるのがよさそうです。

英語学習に挫折しそうになったときの対処法

1日の時間割を作った。
予定どおりにいかなくても気にせず、自分のペースで学習を続けた。
3か月、なんとか頑張ってみた。

それでも、挫折しそうになってしまったときの対処法を最後に3つお伝えします。

英語が一生できるようにならない未来を想像する

直球で言うならば、

「英語が一生できるようにならないまま死んで後悔しないか?」

と自分に問いかけてみることです。

みんな気づいているとおり、
英語は努力せずには身に付きません。

ある日起きたら英語がペラペラになってた…ということはもちろん、
英語圏に留学した”だけ”では英語力は上がらないと色んな人が言っています。

話したいなら「話す練習」、
聞き取りたいなら「聞く練習」、
読みたいなら「読む練習」、
書きたいなら「書く練習」

できないところから一歩ずつ、
たくさん失敗しては学んで、
ほんの少し上達して・・・

これを繰り返すしかないんですよね。

英語学習をやめてしまえば、
一生英語を使えるようにはならない。

それでも後悔しないか?

「後悔する」と思ったら、
きっともうひと踏ん張りできるはずです。

ハードルが高すぎないかチェック

英語学習が続かない理由として、

・詰め込みすぎな計画
・難しすぎる学習メニュー

の2つが考えられます。

本当は7時間寝ないとつらいのに、
6時間睡眠のスケジュールを作ったとか、

何を言っているかわからない英語ニュースを嫌々聴いているとか、

まずやめてみましょう。

最初は無理せず「継続第一」です。

また、自分の今のレベルに対して難しすぎることをやろうとしていないか?も考えてみてください。

私は昔、海外ドラマ「フレンズ」で日常会話を学ぼうとして挫折しました。

このドラマは英語学習者にも大人気で、よく”初心者向け”と言われますが、決して簡単ではありません。

”(海外ドラマ)初心者”の意味であって、
英語初心者がこのドラマで学習するのは難しいかと感じました。

そういうことも、自分で実際にやってみないとわからないので
まずは興味あることを試してみるべきです。

ただ、「難しくてつまらないな」と思ったら他の学習法に変えてみるのをおすすめします。

英語学習法は星の数ほどあるので、
嫌なことを無理に続ける必要はありません。

好きな洋楽をうたったり、映画やドラマを観たりする

一回「学習」から離れてみるのもおすすめです。

「英語を上達させよう」という気持ちは忘れて、
単に娯楽として好きな洋楽を聴いて歌ってみたり、
面白そうな映画やドラマを観てみたりしましょう。

すると、自然と
「もっと発音が上手くなりたい」
「歌詞の意味を理解できるようになりたい」
「何と言っているか聞き取れるようになりたい」
という気持ちが湧いてきます。

英語に限らず何かを学ぶときに最も大事なのは
『好奇心』
だと思います。

「知りたい」
「できるようになりたい」

という純粋な気持ちに勝るモチベーションはないはず。

英語を学ぶのに「海外で活躍したい」とか、
立派な目的なんて必要ありません。

10年ほど英語を学んできて、
子どものような好奇心をずっと持ち続けることこそが
最も強い原動力になると感じています。

おわりに

今回は英語学習を習慣化する方法について書きました。

「1日の時間割を作ること」

これが私の知る限り、最強の方法です。

まずはぜひ、自分だけの時間割を作ってみてください。

2~3か月もすれば、
やるべきことが頭にも身体にも染み付いてくるので
「英語学習しないと気持ち悪い」と思うようになります。

英語力を上げるのは時間がかかりますが、
目標とするレベルに到達するまで一緒にがんばっていきましょう。