今回はこんな疑問にお答えします!
オンライン英会話はネイティブと非ネイティブのどちらを選ぶべき?
結論は、「絶対ネイティブ講師のレッスンが受けたい!」という希望がない限り
フィリピン人をはじめとする非ネイティブ講師です。
理由は以下の3つです。
- オンライン英会話は「話す練習」がメイン
- 圧倒的に低価格
- ゆっくりスピードなので聞き取りやすい(特に英語初中級者)
オンライン英会話は「話す練習」がメイン
オンライン英会話は「英語を教わる場所」ではなく「自分が話す練習をする場所」です。
文法や単語はひとりで勉強できます。
リスニングも、海外ドラマや映画、ニュースを聞けば上達します。
でも、「話す」というのは相手が必要です。
もちろん、英語で独り言をするだけでもスピーキング力は上がります。
ただ、やはり英「会話」なので、人と話す経験を踏むことは不可欠ですし、独り言より楽しいので日々の学習のモチベーションにもなります。
そこで活用するのがオンライン英会話。
「習うより慣れよ」といいますが、オンライン英会話はまさに「慣れる」ためのものです。
主体は先生ではなく自分。
講師がどれだけ高い英語力を持っていても、自分が英語を話さなければ「スピーキング力」に関してはあまり効果がないレッスンになってしまいます。
英語力という点で見れば、圧倒的に「ネイティブ>非ネイティブ」です。
しかし、オンライン英会話は【英語を誰かと話す機会を作るもの】だと理解すると、講師がネイティブだろうと非ネイティブだろうとあまり関係ありません。
圧倒的に低価格
そう考えると、より低価格なほうがいいという結論になります。
たとえば、DMM英会話の料金プランを見てみましょう。
【毎日1レッスン】
- スタンダードプラン(非ネイティブのみ):月額7,900円
- プラスネイティブプラン(非ネイティブ+ネイティブ):月額19,880円
プラスネイティブプランはスタンダードプランの2.5倍の料金ですね。
19,880円でも通学型の英会話スクールと比べたら破格ですが、やはり「ネイティブのレッスンが取れるか」で価格が大きく変わってきます。
これはDMMに限らず、どのオンライン英会話でも同じ傾向です。
オンライン英会話の主役は自分であることを考えると、講師に倍以上の金額を払うことに意味があるのか…はきちんと考えるべきポイントだと思います。
ゆっくりスピードなので聞き取りやすい(特に英語初中級者)
英会話初心者の方はよく
「非ネイティブって発音になまりがありそう。聞き取れるかなぁ…」
という心配をされます。私もそう思っていました。
でも、実際はむしろ
【非ネイティブのほうが聞き取りやすい】
です。
なぜかというと、話すスピードが比較的ゆっくりだから。
なまり(アクセント)も、「何を言っているかわからない」というレベルの講師には出会ったことがありません。
英会話の講師になるような人は、コールセンターや英語圏での勤務経験がある場合も多く、標準的な英語を話す方が大多数なので心配無用です。
これに対して、ネイティブは基本的に話すスピードが速めです。
上級者には問題ないですが、英語の初中級者は聞き取りに苦労することもあると思います。
オンライン英会話は「自分がいかに話すか」なので、
質問が聞き取れなかったり、何度も言い直してもらったりするのは時間のロス。
話すスピードがゆっくりな非ネイティブ講師のほうが「話す練習」に集中できる
というのが私の考えです。
もっと言えば、発音・アクセントに関して「ネイティブ」と「非ネイティブ」を分けることの意味はかなり薄いと思っています。
よく聞くことかもしれませんが、世界の英語話者のうち約80%が非ネイティブです。
そして、一口に「ネイティブ」といっても、地域によってかなり強いアクセントのある英語を話すネイティブもたくさんいます。
試験のリスニング問題で流れるような英語を話す人なんて、英会話講師くらいではないでしょうか。
つまり【アクセントがあるのがスタンダード】なんです。
標準的な発音以外の英語にも積極的に慣れておいたほうが、実践に役立ちます。
フィリピン人講師を選ぶメリット
私はこれまでにフィリピン人ではない非ネイティブのレッスンも受けました。
当初はいろんな国籍の先生とお話するのも魅力的だと思っていたのですが、好印象を抱くのはフィリピン人の先生が多かったんですね。
なんでだろう・・・と思ったのですが、おそらく
優しくてフレンドリーなので、話しやすい
これに尽きます。
先ほどもお伝えしましたが、オンライン英会話は講師の英語力はそれほど問題ではなく、
自分がどれだけたくさん英語を話せるか
が最も大切なポイント。
フィリピン人の先生は【話しやすい雰囲気づくり】が上手な方が多いと感じました。
もちろんフィリピン人以外の非ネイティブが感じ悪いというわけではなく、最終的には人によります。
ただ、私の印象ではフィリピン講師は「ハズレが圧倒的に少ないので、安心感がある」と思っています。
特にあまり英会話に慣れていないという場合、フレンドリーで優しい雰囲気の講師のレッスンをたくさん受けることで
- 英語を話すって楽しい!
- 自分の英語、ふつうに通じるんだな〜
- 間違えるのは、全然恐くない。間違えまくって上達しよう!
こういう感覚を早めに掴むと続けやすいです。
フィリピン人は全体的に安定感がありますが、国籍にかかわらず「この先生、なんか話しやすい!」という講師を早めに見つけることをおすすめします。
ネイティブ講師がおすすめな場合
私は基本的に非ネイティブ(フィリピン人)をおすすめしますが、ネイティブ講師のレッスンを受けたほうがよい場合もあります。
具体的には、以下に当てはまる方はネイティブ講師を選んだほうがよいと思います。
- スピーキング上級者
- レッスンを通じて「ネイティブ表現」を学びたい人
もう「英語を話せるようになった」という自覚があり、話す練習は十分積んできた。
これからは”量”ではなく、”質”を重視する段階。
そのために、英会話レッスンでは「ネイティブから日常でよく使う表現」を教えてもらい、言い換えのバリエーションを増やしたい。
文法や発音の間違いも、細かく指摘してほしい。
自然な言い回しができるようになり、ネイティブに近いスピーキング力を手に入れたい。
こういったレベルの方は、ネイティブ講師のレッスンが向いていると思います。
おわりに
今回は、オンライン英会話でネイティブ講師or非ネイティブ講師のどちらを選ぶべきか?についてお話しました。
・オンライン英会話は講師の英語力ではなく「自分がいかに話せるか」が問題だから
・非ネイティブのほうが圧倒的に低価格で続けやすい
・話すスピードもゆっくりなので、自分が主導権を握りやすい
ただし「すでに英語が話せるがより高いレベルを目指す人」にはネイティブ講師がおすすめ
自分に合う講師を見つけて充実したレッスンを受けましょう♪