今回はこんな疑問のお持ちの方に向けて、ポッドキャスト(Podcast)で聴けるおすすめの英語ニュース番組を紹介します!
ポッドキャストは、インターネットを通じて配信された音声や動画を無料で楽しめるサービスです。
ニュース、教育、文化、スポーツ、テクノロジー、健康、歴史、アートなど、ありとあらゆる分野のコンテンツが揃っています。
なんとダウンロードも可能なので(こちらも無料)、ネット環境がなくても何度でも視聴することができます!
いろんな分野の「生の英語」が好きなだけ聴けるので、本当に便利ですよ。
iPhoneやiPad等をお持ちの方は、元からアプリが入っているので探してみてください▼
ポッドキャストの英語ニュースおすすめ7選
ポッドキャストで聴けるおすすめの英語ニュース番組は、以下の7つです。
- English News – NHK WORLD Japan
- ABC World News Tonight
- CBS Evening News
- NBC Nightly News
- CNN 10
- WSJ What’s News
- Global News Podcast (BBC)
順番に見ていきましょう。
まずはこれ!:NHK WORLD Japan
NHKのラジオ国際放送「NHKワールド ラジオ日本」です。
アンカーは日本人なので英語圏のニュースと比べると聞き取りやすく、スピードも早くありません。
国内ニュースに加えて海外の主要ニュースがコンパクトにまとめられており、世界情勢を15分(土日は10分)でざっと掴めます。
そのため「最初に聴く英語ニュース」としておすすめです。
私もまずはNHKワールドだけを1週間ほど聴き続けてから、海外のポッドキャストに挑戦しました。
写真は山本美希アナウンサー。今年50歳と知ったときは衝撃でした・・!
アメリカ3大テレビ局:ABC、CBS、NBC
次に押さえておきたいのは「アメリカ3大テレビネットワーク」と呼ばれるABC、CBS、NBCです。
すべて1エピソードにつき約20分です。
1. ABC World News Tonight
正式名称は「American Broadcasting Company」。
あのウォルト・ディズニー・カンパニー傘下なのだそうです。
世界最大の収入額をもつ放送局であり、
日本でも人気のドラマ「デスパレートな妻たち」を製作したのもABC。
個人的には3つの中で最も聞きやすいので、お気に入りのポッドキャストです。
平日版のアンカーを務めるデヴィッド・ミュアーは、2017年にトランプ大統領との単独インタビューでも賞賛を集めるなど評価の高いジャーナリスト。同じ時間帯に放送されるニュースでは、視聴率でトップに立っています。
イケメン!笑
2. CBS Evening News
大きな瞳のロゴが印象的なCBS。
2019年のデータによると総視聴者数でトップを誇り、メディア信用度に関するアンケート調査でもトップの支持を得ています。
(ただし、夜のニュースではABC、NBC両局の視聴者数に続く3位となっています。)
3大テレビ局のうち、平日版では唯一女性(ノラ・オドネル)がアンカーを務めています。
美しい、、
3. NBC Nightly News
正式名称は「National Broadcasting Company」。
アメリカで最も長い歴史をもつネットワーク局です。
88年ソウル大会以降、全米のオリンピックの放映権を独占。
IOCに莫大な放映料を支払っていることから、オリンピックに強い影響力を及ぼすテレビ局としても有名ですね。
平日版のアンカーを務めるレスリー・ホルトは、私生活ではすでに孫をもつおじいちゃん。
ちなみに、息子さんも同じくニュースキャスターです。
ダンディですね!
他にも聞いてみたい方へ:CNN、WSJ
基本的に以上の4つだけで十分だと思いますが、もっといろんなニュースを聴いてみたい方に向けて紹介します。
CNN 10
日本ではアメリカの3大ネットワーク局より有名かもしれないCNNも、ポッドキャストで視聴できます。
元々「CNN Student News」という番組名だったことからも伺えるとおり、ニュースそのものよりニュースの背景だったり、社会の動きや人々の生活に焦点をあてる内容になっています。
そういう意味で、今回紹介している他のニュース番組とは少し趣が異なる印象です。
(NHK教育テレビのニュース、という感じがします。)
1エピソードにつき10分と短め&動画付きなので取り組みやすいですが、放送休止期間があることにご注意ください。
WSJ What’s News
ウォール・ストリート・ジャーナルといえばビジネスマン向けの新聞紙というイメージが強いと思いますが、音声や動画でのコンテンツも配信しています。
ポッドキャストもいろんな種類があって、テクノロジーや金融に特化したものもありますが、今回はオーソドックスなものを挙げました。
平日に1日2回更新されます。
アンカーの英語はけっこう聞き取りやすい印象ですが、途中でインタビュー音声が入ることが多いです。
1エピソードにつき10〜15分程度です。
イギリス英語なら:Global News Podcast (BBC)
イギリス英語好きな方にはやはりBBCですね。
正式名称は「British Broadcasting Corporation」。
イギリスの公共放送局です(日本でいうNHK)。
平日は1日2回、土日は1日1回更新されます。
1エピソードが約30分なので少し長めで、1つのニュースを深堀りしています。
ポッドキャストの英語ニュースをおすすめする理由
ポッドキャストには英語学習に役立つ番組がたくさんありますが、その中でとくに「英語ニュース」をおすすめする理由は以下の3つです。
- 時事英語に親しむことができる
- 海外(英米)の最新情報を入手できる
- 習慣化しやすい
1番大きなメリットは、時事英語に触れられることです。
「現在進行形で起きている出来事が、英語でどう表現されているのか」
これを教材で学ぶのは難しいですよね。
英会話においても、国内外の主要ニュースを知っていることは大切だなぁとよく感じます。
それに、毎日聞いていると繰り返し使われる単語や表現はだんだん覚えてしまうので「生きた英語」を学ぶことにもなりますね。
また、ポッドキャストによって海外(特にアメリカ)の最新ニュースをいち早く手に入れることができます。
日本のニュース番組で扱う話題は国内関連のものが中心ですし、
結局は日本のメディアによる翻訳や(都合のよい)解釈が間に入っていますよね。
日本人だけの狭い視点にとどまるのではなく、
国外ではなにが起きているのか?それをどう伝えているのか?というより広い視点を持つには「英語ニュース」がとても良いツールです。
突然降りかかってきたコロナ禍で、日本語だけでなく海外の情報を自らとってくることの大切さを痛感した方も多いのではないでしょうか。
私自身、日本語しか情報源がないことがどれほど危険なことかを知り、英語力を上げたいとより一層思うようになりました。
ほとんどのニュース番組は毎日配信されますし、1エピソード15〜20分程度とちょうどよい長さです。
このため、他のポッドキャストより習慣化しやすいのもおすすめの理由です。
ポッドキャストの英語ニュースがおすすめなレベル
ポッドキャストの英語ニュースは「中級以上」の方におすすめです。
中級ってどのくらい?と聞かれると定義が難しいのですが、TOEICで言うと800点台、英検準1級程度のリスニング力があれば大丈夫だと思います。
でもこれらは目安でしかないので、試しに「NHK WORLD Japan」を聞いてみるのが1番です。
「まぁまぁ聞き取れるな」と思えれば、英語圏のニュースにもチャレンジする時期に来ていると思います。
「ほとんどわからないかも・・」という場合は、まずは英語学習用ポッドキャストや一般的なリスニング教材を使って英語を耳に慣らすのがよいでしょう。
リスニングの学習法についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
わたしのポッドキャスト活用法
基本的に多聴に使っています。
・朝に身支度しながら
・通勤時間に歩きながら
・家でお皿を洗いながら
・お風呂上がりにストレッチしながら
といったタイミングで聴くことが多いです。
学習のメインというよりサブアイテムという位置づけですね。
1日に1エピソード以上は聴いていて、
同じものを何回か聴くこともあれば、違うものを次々に流していくこともあります。
聞き流し(ながら聞き)なので、スクリプトを確認したり、ディクテーションしたりはしません。もっぱらリスニングしています。
ポッドキャストは
- 耳が空いている時間の有効活用
- 多聴
にぴったりの素材です。
聞き取れない単語は気にせずストーリーの内容を掴むことに集中。
毎日聴くことで生の英語に慣れて、英語のリズムを体に染み込ませることに役立ちます。
おわりに
今回は、おすすめの英語ニュースポッドキャストをご紹介しました。
ポッドキャストには本当にいろんな番組があるので、気軽にいろいろ聞いてみると楽しいと思います😊
英語ニュース以外では「All Ears English」や「The Rachel Hollis Podcast」、「The Lavendaire」なども聴いています。
また、ポッドキャストと同じく無料で聴けるNHKラジオ英語講座もおすすめですよ。
リスニングだけでなくスピーキングも同時に伸ばすにはこちらの方が向いていると思います。