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TOEICと英検、どっちを受ける?【結論:英検がおすすめ】

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TOEICと英検、どっちを受けたらいいの?

TOEICと英検は日本の二大英語資格試験。

どちらを受けるか迷う方は多いのではないでしょうか?

結論から言うと、私は英検をおすすめします。

なんとなく、

英検→学生向け
TOEIC→社会人向け

というイメージがあり、就活や転職にはTOEICをアピール材料として使うことが多いですよね。

しかし、英検は社会人にもおすすめできる試験です。

転職や昇進のためにTOEICスコアが必要な場合は、もちろんTOEICを受けるべきです。
この記事は、英語力を上げるために取り組むならTOEICと英検のどっちがよいか迷っている方に向けて書いています。

TOEICより英検をおすすめする理由

「とにかくTOEIC●点が取りたい」という場合でなければ、TOEIC(LR)よりも英検を受けたほうが英語力向上には効果的です。

もちろんTOEICも良い試験ではあります。

ビジネス英語を学べますし、社会人受験者が多くモチベーション維持にも役立つでしょう。

しかし、以下の4つの理由から基本的には英検を軸に学習を進めるのがおすすめです。

英検をおすすめする理由
  • 4技能をバランスよく鍛えることができる
  • 自分のレベルに合った級が選べる
  • 適度なプレッシャーがある
  • 英検の学習はTOEICスコアアップにつながる

それぞれ解説します。

理由①:4技能をバランスよく鍛えることができる

英検3級以上の試験ではリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能すべての出題があります。

なので、つい後回しになりがちな発信型技能(=ライティング・スピーキング)にも取り組まざるを得なくなるんです。

発信型技能の対策は、自分で英文を作る必要があるから大変ですよね。

なかなか重い腰が持ちあがらない人は多いと思うし、それが当然。

だからこそ試験を申し込んで「やらざるを得ない環境を作る」のが有効です。

英検を軸に学習のペースを作ると、バランスのよい英語力が身に付きやすくなります。

TOEIC SWも受験者が増えてきているようです。

両方を受ければTOEICでも4技能の力が測れますが、それぞれ申し込むのが手間なのと受験料がかさむのが少し気になりますね。

総合的に見ると英検のほうがお得かなと思います。

理由②:自分のレベルに合った級が選べる

ご存知のとおり、TOEICでは受験者全員が同じ問題を解きます。
初心者だろうと上級者だろうと関係ありません。

一方、英検では5級から1級まで7段階に分かれています。
そのため、自分のレベルに合わせて基礎から実力を積み上げていくことができます。

「TOEICの勉強をがんばっているのに、スコアが伸び悩んでいる」という人の多くは、基礎が固まらないまま問題集を解いていることが原因かもしれません。

TOEICでは全員が同じ問題を解くので「超基礎」と「超難問」は少なくて、「中くらいの難易度の問題がたくさん」という印象なんですね。

なので初心者のうちからTOEICの問題集を解いていると

「さっきから難しい問題ばっかでわからん…」

と手ごたえを感じづらくなり、挫折の一因になってしまうことも。

もしTOEICの問題が難しいと感じる場合、
英検公式サイトに過去問が掲載されているので見てみてください。

そして「6~7割くらい解けそうな級」の過去問集を買って準備し、実際に受けてみてください。

まずは「ちょっと簡単かな?」くらいの英語にたくさん触れておくと、英語力の土台ができて成長速度が確実に上がりますよ。

逆に、TOEIC900点を超えているのにTOEICだけ受け続けるのも少しもったいないです。

なぜかというと、大学受験を超えるレベルの語彙力を付ける機会を失ってしまうから。

先ほどお伝えしたとおり、TOEICは「中くらいの難易度の問題」で構成された試験。

大学受験レベルを超える単語は基本的に出てこないし、たまに出てきたとしてもスコアにはあまり影響しない程度のものなんですよね。

私は英検1級を受けたおかげで語彙が一気に増えました。

「語彙を増やしたい」「英字新聞や洋書もスラスラ読めるようになりたい」という人は、英検1級に挑戦してみるのがおすすめです。

理由③:適度なプレッシャーがある

英検は合格or不合格という明確な結果が出る試験です。

「お金と時間をかけて受験するからには合格したい」
「合格しないと履歴書にも書けない」

ということで気合が入りやすくなります。

TOEICはスコア式なので、こういう「白か黒か」のプレッシャーはありません。

もちろん人によって目標スコアはあると思いますが、もしそのスコアに届かなかったとしても履歴書には一応「TOEIC●点」と書けますし、不合格通知が届くこともありません。

この違いはけっこう大きいと感じます。

さらに、TOEICは年10回受けられるのに対して英検は年に3回しかチャンスがありません

私なんかはさぼり魔なので受けられるチャンスが多いと「いいスコアが出なかったらまた受ければいっか」と思ってしまいがちです。

一方、英検を受けた時は「不合格なら次は10月か。そこまで頑張り続けるのはもっと大変だろうから、今回絶対に合格しよう!」と自分を鼓舞していました。

合格発表の日に学生時代を思い出すようなドキドキ感が味わえるのも、英検の醍醐味です。

理由④:英検の学習はTOEICスコアアップにつながる

先ほどもお伝えしたとおり、英検は4技能を一気に伸ばせる試験です。

健康のために運動をしようと思ったら、筋トレだけじゃなくて有酸素運動やストレッチなど、いろんなトレーニングを組み合わせたほうがバランスよく体が鍛えられますよね。

英語でも「読む・聞く・書く・話す」の各スキルはお互いに深く関係しているので、ある技能を鍛えると他の技能にも必ずよい影響があります。

また、英検はビジネス英語に限らず、広く社会生活一般で使われる英語がターゲットになっています。

なので、仕事で英語を使うためだけでなく総合的な英語力を付けたいという人にはおすすめの試験です。

そして、英検で培った英語力は自ずとTOEICのスコアアップにもつながります。

TOEICでハイスコアを狙うには問題への慣れが必要ですが、そのベースとなる英語力は間違いなく英検で身につけられますよ。

TOEICを極めても英検1級合格にはそれなりの準備が必要です。
一方で、英検1級の勉強をしていればTOEIC950点以上はそれほど難しいことではありません。

まとめ:英検をおすすめする理由

今回は、英語の基礎作りに英検を活用する4つのメリットについてお話しました。

  • 4技能をバランスよく鍛えることができる
  • 自分のレベルに合った級が選べる
  • 適度なプレッシャーがある
  • 英検の学習はTOEICスコアアップにつながる

英検は学習段階に応じて

  1. 基本のおさらい
  2. 中級から上級への橋渡し
  3. 上級者の更なるレベルアップ(基礎作りの完成)

いずれにも適した試験です。

「TOEICに飽きてきたかも…」という方はもちろん、英語力を本気で伸ばしたい方にはぜひ活用してほしいと思います。

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