こんにちは!えまです。
今回は、リスニングの勉強法を詳しく解説します。
わたしは元々、リスニングが大の苦手でした。
大学1年春に初めてTOEICを受けたときは、何が何だかわからず…笑
文章が長くなる後半は、ほとんど勘でマークした記憶があります。
しかし、以下でご紹介する勉強法を行った結果、
1年後に受けたTOEICでは、リスニングが130点アップしました。
(315点→445点)
「リスニングが苦手だけど、何から勉強したらいい?」
という方に向けて、リスニング力ゼロ→TOEIC900点レベルまでに私が行った3ステップ勉強法を紹介します。
英語のリスニングを上達させる勉強法
わたしは、以下の手順でリスニングを勉強しました。
- 発音の基礎を学ぶ
- 同じパッセージを何度も繰り返し聞く
- 好きな洋楽をカラオケで歌う
順番にみていきましょう。
ステップ①:発音の基礎を学ぶ
リスニングが出来ないという人の多くは、
英語の発音(特に発音記号)を知らないことが原因だと思います。
英語がどういうルールで発音されているのかわからない
→日本語の発音=カタカナに当てはめるしかない
→でも英語と日本語の発音はまったく異なる
→だから英語が聞き取れない
というメカニズム。
わたしも、まさにこれが原因でリスニングが苦手だったんです。
学校では基本的にリーディングしか教わらず、
発音を教えてくれる先生はいませんでした。
(今はどうかわかりませんが。。)
なので、普通の日本人が英語の音を聞き取れるようになるために
まずやるべきことは、
発音の基礎を学ぶこと
です。
といっても、
大学の外国語学部で学ぶような音声学の専門知識はいりません。
ネイティブに間違われるような発音を身につけたい!
という目標だと一朝一夕にはいきませんが、
英会話(リスニング&スピーキング)に困らないだけの知識であれば、
1週間もあれば習得できます。
私をリスニング弱者から救ってくれたのは、この本でした。
この本の「DAY1」から「DAY7」までを、付属のCDを聞きながら取り組みました。
余裕があれば「DAY8」以降もやるに越したことはないですが、
DAY7まででもTOEICリスニングくらいは十分に対応できます。
初めて発音を学んだときの感動は、忘れられません。
それまで謎のベールに包まれていた英語の発音の仕組みが、
いきなり手に取るようにわかった。
英語の秘密の扉を開けてしまった!
というくらいのインパクトがありました。
発音記号の意味がわからないという方は、
ぜひ、上記の本で学んでみてください。
きっとリスニング力向上の突破口になるはずです。
英語のリスニングは、やみくもに聴きまくっても上達しません。
逆に、発音の基本さえ押さえていれば、
あとはたくさん英語を聞いて、たくさん英語を口から出すだけ。
(具体的に何をしたかは、ステップ②と③でお話します。)
日本人は、ほとんどが「音」ではなく「文字」から入ってしまうので、似た発音の聞き分けが難しく感じる人が多いです。
(私もそのパターンで、独学を始めてからリスニングを重視してきました。)
発音はリスニングの基礎として超重要なので、できるだけ早めにさらっと学んでおきましょう。
ステップ②:同じ音声を何度も繰り返し聞く
次に行ったのは、
「1分ほどの短い音声を何度も繰り返し聞く」
ということです。
語彙レベルが自分に合っていれば、素材はなんでも構いません。
参考までに、わたしが実際に使っていたのはこちらの本です。
この本の最初のパッセージ「1. Global warming will damage economy」を繰り返し聞き込みました。
なぜこの本を選んだのか?というと、
本屋さんでいろんな参考書を眺めていて、良さそうだと思ったから
という単純な理由です。
環境、教育、政治、経済、科学、司法など、
社会のあらゆるジャンルを網羅したニュース記事が素材なので、
純粋に勉強になります。
もちろん、TOEICや英検などの試験対策にもそのまま使えるので
かなり優秀なテキストでした。
リスニング用の参考書を選ぶポイントは、以下の2つです。
- パラパラと中身を読んでみて、英文(スクリプト)が理解できること
- 内容に興味が持てること
まず、英文の意味が読んでわかる参考書を選ぶことが一番大事です。
なぜかというと、
日本人学習者にとっては「読む」より「聞く」ほうが難しいからです。
読む → 自分のスピードで読める/読み返しができる
聞く→ 相手のスピードに自分が合わせる/後に戻れない
このように、
リスニングは相手の話す英語を瞬時に理解する力が必要。
リスニングはリーディングより難しいことを念頭において、
読めばわかる音声を聞き取れることを目標にするのがお勧めです。
次に、毎日聞き続ける必要があるため、
興味が持てるトピックを扱っていることも大切です。
わたしがCore1900を使っていたのはもう8年くらい前のことなのですが、今でもCD音声の
「Global warming will damage economy」
という女性の声が脳裏に焼き付いているくらい聞き込みました。
50秒ほどの音声を、2~3ヶ月ひたすらリピートするとこうなります…
なんだか頭のおかしな人みたいですが、
効果は保証します!
わたしが行ったやり方は、以下のとおりです。
1. 音声を100回くらい聞く。
できるだけ聞き取ろうとする。どうしても聞き取れない部分を認識する。
2. テキストを見て英文を確認する。
単語の意味や、文の構造をしっかり把握する。
リーディングをするつもりで読み込む。
3. ひたすら同じパッセージを聞きまくる。
何回聞いたかは覚えてないのですが、少なくとも1000回以上は聞いたはずです。
ステップ③:好きな洋楽を歌う
発音を学び、ネイティブの発音を繰り返し頭に叩き込んだら、
仕上げに自分で発音してみましょう。
ステップ②で使った参考書のCD音声を真似して音読したり、
余裕があればシャドーイングや暗唱まですれば完ぺきです。
しかし、この「英語を声に出す練習」が続く人って少ないんですよね。。
私もこの練習をおろそかにしていました。
リスニングは通勤時間や買い物しながらできるのですが、
音読は家じゃないとできませんよね。
でも、家にいると「さぁ、音読しよう!」という気にならないのです。
どうしても他のことを優先してしまう。
そこで私は、好きな洋楽を歌詞付きのYouTube動画に合わせてたくさん歌うことにしました。
元々英語学習に関係なく、ただ好きでやっていたことなのですが(笑)、
これが発音練習に効果てきめんでした。
多くの人が言うように、
洋楽は発音矯正にぴったりの教材です。
試してみるとわかりますが、カタカナ発音だと伴奏に付いていけません。
(歌手はサビに入ったのに自分はまだBメロ…という状態になる)
音読だと発音がどうしても自己流になりがちですが、
この”洋楽カラオケ法”だとすぐに自分の間違いに気づけます。
歌手と同じリズムで歌えるようになれば、
それはあなたの発音が歌手=ネイティブに近づいていることを意味する、というわけですね。
わたしの発音がなんとか通じるようになったのは、
洋楽をたくさん練習したから。
以下に発音練習におすすめの洋楽リストを載せておきますね。
どれもYouTubeで探せると思います。
注)名曲だらけではあるものの、私の好みが色濃く反映されています。
- Top of the world/Carpenters
- Hey Jude/The Beatles
- Don’t wanna miss a thing/Aerosmith
- Dancing queen/ABBA
- Last Christmas/Wham!
- All I want for Christmas is you/Mariah Carey
- We Will Rock You/Queen
- Hallelujah/Pentatonix
- Let It Go/Idina Menzel
- How Far I’ll Go/Auli’i Cravalho
- Kiss me/Sixpence None The Richer
- Stay/Lisa Loeb
- Bad Day/Daniel Powter
- Smile/Avril Lavigne
- Innocence/Avril Lavigne
- You Belong With Me/Taylor Swift
- 22/Taylor Swift
- Baby I Love You/Che’Nelle
- Story of my life/One Direction
- Just the way you are/Bruno Mars
まずは1曲を徹底的に練習し、それからレパートリーを増やすと効率的に発音が上達すると思います!
とにかく好きな曲を見つけて楽しんでください♪
まとめ
今回は、リスニングが大の苦手だった私が1年でTOEIC130点アップした勉強法をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
私はこの3ステップでリスニングの基礎を築いたあと、
アルクのリスニングマラソンとNHKラジオ講座を併用することで
TOEICのリスニングでは満点を取れるようになりました。
自分に合ったNHKラジオの選び方についてはこちらに書いています。
英会話というとスピーキングに意識が向きがちですが、リスニングも同じかそれ以上に重要です。
まずは発音の基礎を学び、毎日少しずつでも英語を聞く習慣を付ければ
確実に効果が出てくると思います^^
一緒に頑張っていきましょう!