こんにちは、えまです。
翻訳コンテストは、
自分の翻訳の実力を客観的に測れることはもちろん、
英語力、日本語力のレベルを知れる数少ないチャンスです。
中には入賞すればそのまま翻訳家デビューとなるコンテストもあり、
とても夢がありますね。
また、ほとんどのコンテストには図書カードなどの賞品が用意されているので、自ずと気合も入ります。
もちろん、訳文を作成する段階で得られる
- 英語力を一気に伸ばせる
- 日本語力を磨ける
- 翻訳スキルが格段に上がる
といった効果が一番の収穫といえるでしょう。
わたしも、最近こうしたコンテストに応募するようになりました。
職場の外での評価を知ることは良い刺激になりますし、
なによりスキル向上にかなり役立っているなと感じます。
そこで今回は、英語の翻訳コンテスト情報をまとめてみたいと思います。
また、記事の後半では、
入賞の確率を上げるために押さえておくべき3つのポイントも紹介します。
紹介するポイントは誰かに教わったものではなく、
コンテストの入賞作品と解説を分析して編み出したものです。
「それって信ぴょう性あるの??」
と思われたかもしれませんが笑、
私はこれらのポイントを意識したとたんにJapan News(以下で紹介します!)で連続入選しました。
それまで応募した2回とも落選していたのに、です。
その後、アメリアで第1位を頂きました。
なので、私と同じ翻訳初心者の方には少しは参考になるかな…
という願いを込めて書いてみます。
Contents
【無料あり】英語翻訳コンテスト情報
それでは、まずはどんな翻訳コンテストがあるのかを見ていきましょう♪
賞品も要チェックです!
※以下は2021年1月26日時点の情報です。
応募の際は、必ず各ホームページから最新の情報をご確認ください。
アメリア翻訳コンテスト
- 開催頻度:2~4か月に1度
- 参加費:無料
- 賞品:全国共通図書カード(5000円/3000円/2000円)
翻訳者ネットワークのアメリアが開催する翻訳コンテスト。
無料のお試し会員になることで参加できます。
だいたい和訳のことが多いです。
課題の分量が少ないので、気軽に応募できるのがお勧めポイント。
(しかもその割に賞品がGood!)
また、このコンテストは「レーティング」というシステムを採用しています。
会員同士がお互いの訳文を評価して、その平均評価が高かった上位3名が入賞となります。
他の参加者がどんな風に訳したのかを見るのは楽しいですし、とても勉強になりますよ。
なお、訳文を応募しなくてもレーティングには参加できます。
(”レーティング賞”なんてものもあります!)
コンテスト開催時は公式サイトに大きく告知されていますので、見逃さないよう定期的にチェックしましょう。
→アメリア公式サイト
一度お試し会員に登録すると、コンテスト開催のお知らせが届くようになります。
お試し会員でも翻訳や英語学習に役立つコラムやインタビューが沢山読めるので、ぜひ一度覗いてみてくださいね。
The Japan News翻訳コンテスト
読売新聞の英語版The Japan Newsの紙面で開催される翻訳コンテスト。
「Testing Translation」というコーナーです。
- 開催頻度:週1回(毎週金曜日)
- 参加費:無料(紙面の購入は必要)
- 賞品:全国共通図書カード(2500円/1000円/500円)
読売新聞の記事の一部を英語にするという課題が出されます。
分量的にはそれほど多くないのですが、
いざ英訳しようとするとこれがかなり難しい!
アメリアの10倍くらい時間がかかります(個人差はあると思いますが)。
この翻訳コンテストのお勧めポイントは、毎回The Japan Newsの記者さんが切れ味鋭い講評をしてくれるところ。
これを読むだけでも相当英語力上がると思います。
(もちろん、実際に応募してから読むと効果倍増です!)
紙面は1部150円なのですが、
この翻訳コンテストのコーナーだけでも150円を優に越える価値があることは確かです。
これに加えて沢山の英文が載っている(英字新聞なので当たり前ですが…)ので、
「これが150円なんて、日本は恵まれてるな~」と感動しました。
あと、最優秀/優秀に選ばれると名前と訳文、佳作に選ばれると名前が紙面に載ります!
これは嬉しいですよね♪
どこで買えるのか?という質問に対しては、公式サイトに以下の回答がありました。
駅売店、コンビニや読売センター(YC)でお買い求めいただけます。
ただし、一部店舗で取り扱っていない場合もありますのでご了承ください。
取扱店舗についてはフリーダイヤル0120-431-159にてお調べいたしますのでお尋ねください。
大きな駅のキオスクには売っていることが多いと思いますが、
上記のフリーダイヤルに電話して確認すれば確実ですね。
なお、Japan Timesと間違えないように注意です!
(私は間違えましたw)
斉木学園時事英語翻訳コンテスト
斉木学園(予備校)が主催するWeb上の翻訳コンテスト。
和訳・英訳の両方とも開催されています。
- 開催頻度:月1回
- 参加費:1,000円(添削付きは2,000円)
- 賞品:アマゾンギフト券1000円分
参加には無料会員登録と応募チケットの購入が必要になります。
このコンテストの特徴は、応募者全員にプロ翻訳家による採点評価(5段階)が行われること。
また、オプションで添削を受けることもできます。
参加費がかかりますが、たとえ入賞しなくても翻訳家からフィードバックが受けられるのは有難いですね。
→斉木学園時事英語翻訳コンテスト公式サイト
『通訳・翻訳ジャーナル』誌上翻訳コンテスト
イカロス出版『通訳・翻訳ジャーナル』(2月・5月・8月・11月の21日発売)で毎号開催している翻訳コンテスト。
- 開催頻度:年4回
- 参加費:無料
- 賞品:賞金3万円/1万円
課題文が長めなうえ、難易度も高いという印象です。
ノンフィックション・フィクション問わず多彩なテーマが扱われていて面白いのですが、
入賞するのは相当なレベルの高さが求められるでしょう。
応募するだけでも凄いな、と思います。
わたしは翻訳者になりたての頃にこの雑誌を買って、
出来心で(?)応募を試みたのですが、納得のいく訳文が作れず挫折しました…。
いつかリベンジしたいなと思います!
最優秀賞に選ばれれば賞金3万円。
「われこそは!」という方はぜひ挑戦してみてください。
※応募のために本雑誌を購入される際は、必ず最新号を確認されてくださいね。
いたばし国際絵本翻訳大賞
板橋区が主催する絵本の翻訳コンテスト。
英語部門とイタリア語部門があり、いずれも課題絵本を日本語に訳します。
- 開催頻度:年1回
- 参加費:3,700円
- 賞品:賞金15万円/10万円/2万円
例年8月頃~10月末が申し込み期間なのですが、
定員が1000人なので、早めに申し込んだほうがよいです。
実際、定員に達したとのことで10月上旬には募集が終了していた年もありました。
メールかハガキで申し込み→参加費の振込→課題絵本が届く→訳文を郵送、という流れとなります。
絵本翻訳、楽しそうですよね♪
ハードルは高いですが、勉強になること間違いなし。
また、ここ数年、最優秀翻訳大賞に選ばれた作品は出版されています。
コンテストをきっかけに翻訳家デビュー!なんて凄いですよね。
興味がある方は8月頃にぜひチェックしてみてください^^
>> 板橋区立図書館のホームページはこちらをご覧ください。