こんにちは、えまです。
「英語を読むスピードが遅い・・・」
「英語を読むときに、いちいち日本語に訳さないと理解できない・・・」
という悩みをもつ英語学習者は多いのではないでしょうか?
わたしも学生時代から、
「何度も読み返さないと意味が理解できない→英文を読むのに時間がかかる」というのがネックになっていました。
読解スピードを上げるためにどうすればよいのかとずっと考えてきたのですが、
最近、以前よりも英文がラクに速く読めるようになったことに気が付きました。
そこで今日は、わたしが実践してきた中でコレは効果があった!と思う勉強法を紹介します。
Contents
英文を読む習慣をつける
英文を毎日少しずつでも読むようにすると、日本語に訳さずに内容がスッと頭に入ってくるようになります。
英語を日本語に訳さないと意味がとれない・・・という場合、まず「英文を読むことに慣れていない」という原因が考えられます。
わたしは、リスニングと比べてリーディングはちょっと億劫に感じており、実は長い間まともに長文を読んでいませんでした。
でも、英検を受けたときに読解スピードがかなり遅いことに気づき、危機感を覚えて始めたのが
毎日1ページの読書習慣
です。
読もう読もうと思ってずっと本棚に放置されていた洋書を引っぱり出してきて、
「夜、寝る前に1ージ読む」という自分ルールを作りました。
たまにさぼってしまう日もありましたが、2か月ほど続けるうちにふと
「あれ?前よりラクに読めるようになってる…!?」
と気づきました。
ポイントは、以下の3つです。
1. ノルマは1ページ。5分あれば達成できる量にする
2. わからない単語があっても調べなくていい
3. 難しすぎる本は選ばない
とにかく無理なく続けられる目標を設定することを大切にしました。
「毎日1章ずつ読む!」とかだとほぼ100%挫折して、あっという間に元の生活に戻ってしまいます。
でも1ページならば、どんなに疲れていても、どんなに忙しくてもこなせる量です。
人間っておもしろいもので、「1ページ読もう」と思っていざ読み始めると勢いで2~3ページ読んでしまったりするんですよね。
だから、自分に甘いんじゃないかな?と思うくらいとにかくハードルを下げることが習慣化成功のカギだと思います。
あと、わからない単語が出てきたら調べる!とかも面倒なのでやめましょう。
この「毎日1ページ読書」は、あくまで英文を読むことに慣れることが目的だからです。
語彙を増やすことが目的ではないので、知らない言葉が出てきたら飛ばして、その意味を文脈から推測してみるようにします。
どうしても気になる場合は辞書で調べますが、そうでなければそのまま放置です。
また、こういうズボラな読み方をするので、あまり難しい本を選ばないことも大事です。
(何もわからないとさすがに読む気が失せるので・・・)
易~普通レベルの洋書(ビジネス書でも小説でも好きなものでOK!)を毎日少しずつ読む習慣をつけてみてください。
「1ページだけで効果あるの?」と思われるかもしれませんが、これが意外とあるんです。
だまされたと思って、ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに、わたしが今読んでいるのは「When I Wish I Know When I Was 20」です。
英語から実際の状況をイメージする
英文を読みながら頭の中で内容をイメージすることを心がけると、読解スピードはもちろん、英文の理解度も上がります。
普段わたしたちが日本語を(他の言語を介さずに)そのまま理解するのはどういうメカニズムなんだろう?と思って自分を観察してみると、
日本語を読んだり聞いたりした瞬間に、そのキャッチした内容を頭の中でイメージしていることに気づきました。
例えば、ある友人から「さっき家族でスーパーに買い物に行ってきたんだけどさー…」
と電話がかかってきたら、わたしの頭の中ではその友人が家族とスーパーで買い物している映像が(無意識に)再生されているのです。
ちなみに、日本語でも相手の言ってることが理解できないときってあると思うんですが、それは「脳内で相手の言ってる内容がイメージできない」という状態です。
日本語を理解するのと同じ方法で英語を理解できるようにすればいいのだから、
英語も「脳内イメージ」で理解できるように練習すればいいはず。
なので、英文を読むときに、読み取った内容を脳内で映像化してみるようにしました。
すると、だんだんと英文を返り読みせずに1度で理解できるようになり、しかも読んでいて楽しいとさえ思うようになってきたのです。
リーディングは正直あまり好きではなかったのですが、最近は以前よりすらすら読めるようになりました。
英文を読んで即座に情景が浮かぶようになれば「英語脳」が出来ている証拠なので、自然とモチベーションも上がります。
ぜひ試してみてください!!
英文がイメージ化・映像化できないときの対処法
英文を読んでイメージ化すると言われても、最初はなかなかうまくいかないかもしれません。
新しい取り組みなのでそれは当然といえば当然のことなので、1か月くらいは気楽に試してみてください。
だんだんとコツが掴めてくると思います。
ただ、何度読んでもまったく状況がイメージできない…という場合、少しやり方を変えてみる必要があるかもしれません。
以下で、考えられる2つの原因別に対処法をまとめてみました。
原因① 使用している教材が難しすぎる
先ほども書きましたが、教材はあまり難しいものを選ばないほうが効果が上がります。
意味が全然わからないと1ページ読むのも苦痛だし、いつまでたっても英文を読むことに慣れないからです。
難しい英文を読みこなすためには、まず易しい英文をすらすら読めるようになる必要があります。
難しい教材を選んだほうが実力がつくような気がするかもしれませんが(わたしはそう思っていた時期がありました)、
自分のレベルと同じか、易しめの教材を使うのがベストです。
英文を読むことに慣れないうちは、とにかく「量」をこなすことが重要だからです。
単語数ごとに7段階にレベル分けされているペンギンリーダーズで、興味のある本をどれか1冊選んでみてもよいと思います。
公式HPにレベル目安が掲載されているので、参考にしてみてください。
原因② 文法の理解が足りない
文法の理解があやふやだと、なかなか英文の内容をイメージしろと言われても難しいかもしれません。
文法は、英文という料理を作るレシピのようなもの。
英文がどのように作られているのかを理解するには、文法は必要不可欠のツールです。
なので、文法にあんまり自信がないかも…という場合は、薄めの文法問題集を1冊仕上げてから洋書に取り組むことをおすすめします。
基本的な文法をひととおり学んだら、あとはたくさん英文を読んで慣れていけば、読解力がぐんぐん伸びていくはずです。
また、文法はある程度わかっているつもりだけど少し不安…という方は英文和訳に取り組んでみてもいいと思います。
例えば、わたしが学生時代にお世話になったのが「基礎英文問題精講」なのですが、1日1題のペースで和訳をしていくことでリーディングの基礎力が身に付きました。
先ほど紹介した「英文脳内イメージ法」を比較的すんなり実践できたのは、この本で文法と英文読解の基礎をしっかり学んだからだと思っています。
「日本語を介さずに英語を理解できるようになりたいのに、和訳なんてしたら逆効果じゃないの?」
と心配されるかもしれません。
でも、英文をきちんと理解できているか確認するには、和訳以上の方法はないとわたしは考えています。
イメージというのは目に見えないので、特に初心者のうちは正しいとか間違っているとか判断するのが難しいこともあります。
一方で和訳をしてみると、模範解答や解説を読むことで自分が理解できていない箇所や、誤解していた箇所が一目瞭然になります。
逆説的ですが、日本語を介さずに英語を読めるようになるには、まずは日本語を介して英語を読むことが意外と近道だと思っています。
優先すべきなのは、洋書リーディングの習慣をつけて、英文のイメージを浮かべながら読めるようになることです。
その上で余裕がある方は、少し歯ごたえのある短めの文章を読みこなす練習も並行して行うと、かなり実力が上がると思います。
いわゆる「多読」に「精読」をプラスする感じです。
その際、日本語に訳して終わりではなく、仕上げとして「英文を読んで内容をイメージできるか」を確認すれば完璧です。
英文を読む習慣とイメージ化訓練で、英語がすらすら読めるようになる
今回は、英語を日本語に訳さずにすらすら理解できるようになるためにわたしが行ってきた勉強法を紹介しました。
① 自分のレベルに合った洋書を1日1ページ読む
② 英文を読むときに内容をイメージ化(映像化)する
<文法が不安な場合>
・ 薄めの文法問題集を1冊仕上げる
<文法がやや不安で余裕がある場合>
・ 短めの英文を1日1題和訳する
①英文を読むことに慣れることと②英文をパッとイメージする練習をすることで、英文をラクに速く読めるようになってきました。
今後もこの方法で、コツコツ英語読解力を上げていきたいと思っています。