英検1級

英検1級の価値とは?私が考える5つのメリット|英語上級者のスタートラインとなる資格

こんにちは、えまです。

今回は、英検1級を取得する5つのメリットというテーマでお話します。

わたしは2019年7月、27歳のときに英検1級に合格しました。

実は大学時代にも、1級を受験してみようかな?と思ったことがありました。
英検3級しか持ってなかったので、就活のために履歴書に書ける資格が欲しかったのが理由です。

でも、過去問をちらっと見てすぐに辞めました(笑)

大問1の語彙問題に、1つも知ってる単語がなかったからです。

当時、TOEICは920点を持っていました。

それでこのありさまです。

そのあまりのレベルの高さにひるんでしまって、準1級を受けることにしたのでした。

6~7年越しの挑戦をしたわけですが、今回思ったのは

もっと早くにチャレンジすればよかった・・・

ということです。

なぜかというと、英検1級は「英語上級者への入口」になるからです。

日本にいながら

「あぁ、わたしも結構英語できるようになったかな・・・」

と実感できるようになるには、英検1級は必須かもしれない!とまで思いました。

というわけで、以下では

「英検1級って受ける価値あるの?」
「英検1級の勉強をすると、どんなことが出来るようになるの?」

といった疑問をお持ちの方に向けて

英語上級者になりたいなら、絶対に英検1級に挑戦したほうがいい

と思う5つの理由(=英検1級取得のメリット)をお伝えします。

英検1級を取得する5つのメリット


英検1級を取得するメリットは、この5つです。

  1. 高レベルの語彙が身に付く
  2. アウトプットの訓練ができる
  3. 社会問題を網羅的に学べる
  4. 英文読解力が伸びる
  5. 英語学習の習慣がつく

就活や転職で有利になる、というのはあえて入れてません。

たしかに履歴書に「英検1級」と書いてあれば英語が得意なんだなと思ってもらえるのは間違いありません。

ただ、それはTOEICも同じですし、なんならTOEIC900点だけでも(英語に関しては)十分という企業が多いです。

PRESIDENTの企業が求めるTOEICスコアのボーダーラインという記事では、「800点」というラインが提示されています。

つまり、就活や転職、昇進でのアピールのため「だけ」であれば、TOEICよりも負荷の重い英検1級を受けるメリットはそんなにないように思います。

それに、英検だろうがTOEICだろうが、資格を取ったというだけですぐに仕事に直結するとは限りません。

大事なのは、英語力の中身です。
点数や級はただの飾りなので、着目すべきは「実際どれだけの英語力があるの?」という点ですよね。

そして、

中身のある英語力を磨くには、英検1級が超おすすめ!

というのがわたしの考えです。

高レベルの語彙が身に付く


新しい単語を短期間に大量に覚えるのは、はっきり言って大変なことです。

なので、試験でも受けない限りは、本気で取り組むことが難しいのではないでしょうか。

わたしは、単語を覚えるという作業が好きではなく、

「単語は、文脈で覚えるものだから…単語帳で覚えるものではないから…」

と言い訳して、積極的に語彙を増やしてきませんでした。

結果、英検1級を受ける前にきちんと覚えていたのは、大学受験のために覚えた約4000語だけでした。
「見てなんとなく意味がわかる」というレベルの単語を合わせても、せいぜい6000語くらいの語彙力だったと思います。

でも、英字新聞や洋書を読みこなせるようになるためには、ガッツリ単語を覚える作業がどうしても必要だということに段々気が付いてきたんですよね。

そこで活用したのが、英検1級です。
(英検1級は、約10,000~15,000語レベルとされています。)

使った教材は、パス単英検1級のみです。

単語・熟語あわせて2400コの語彙が載っているのですが、初めて本を開いたときは知らないものが9割以上でした。

英検1級の単語は、語源の知識からは意味が推測できないものも多く、一筋縄ではいきません。

でも、必死で覚えた結果、なんとか9割以上は「ぱっと見て意味がわかるレベル」になりました。

そして、英検終了後にはっと気づいたことがあります。

ネイティブは、英検1級レベルの単語を頻繁に使っている

ということです。

「英検1級の単語は、ネイティブでも知らないくらいだから、覚える必要なし!」みたいな話を聞いたことがありますが、あれは嘘ですね。

いざ英検1級の単語を覚えてみると、YouTubeでのインタビューでも、洋書でも、英字新聞でも、あらゆる場所で覚えた単語が使われていることに気づくはず。

そして、この覚えづらい単語の山に立ち向かうには、英検1級を受けるのが1番だなと思います。

少なくともわたしは、英検1級を受けなかったら、これほどの量の難単語を3か月で覚えることはできなかったと確信しています。

英単語を覚えるのが趣味な人は別として、たいていの人は何か目標がないと真剣になれません

そして、真剣に取り組まないと、英検1級レベルの単語はけっして身に付くものではありません。

「基礎的な単語はだいたい頭に入っているけれど、英字新聞や洋書を読むと知らない単語ばかり…」

という方は、英検1級にチャレンジすると世界が変わると思いますよ。

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アウトプットの訓練ができる


英検には、ライティング(英作文)とスピーキング(面接)があります。

「読む・聞く」という受信型の勉強ははかどるんだけど、「書く・話す」はどうも後回しにしちゃうんだよな…

という方は多いのではないでしょうか。

わたしがまさにその一人でした。

でも、英検1級に合格するためには、この2つの対策は必須です。

正直、単語を覚えるよりもキツかったです。

ぶっちゃけめんどくさいじゃないですか、発信型の勉強って。
頭は使うし、時間はかかるし。

だけど、英語を学んでいるからには、それなりの英語を書けるようになりたいし、話せるようになりたい。

そんなジレンマを乗り越えるには、やはり「英検1級」という具体的な目標が不可欠でした。

英検1級を受けなかったら、どちらも永遠に後回しにし続けたかもしれません。

この2つの技能は今もまだまだ修行中ですが、英検に挑戦したことが非常に大きな一歩になりました。

先延ばしにしがちなものに取り組むには、試験に申し込んで締め切りを設けるのがイチバンだと思います。

社会問題を網羅的に学べる


英検1級の目標は、以下のとおりです。

広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用できること
(英検HPより)

「広く社会生活で求められる英語」とあるとおり、英検で扱う話題は本当に多岐にわたります。

家庭や学校、職場、街の施設での身近な話題から、文化、歴史、教育、芸術、環境、医療、テクノロジー、ビジネスといった専門的な分野まで幅広い英語に触れることができます。

先ほどもお話したとおり、英検ではライティングとスピーキングの試験があります。

なので、こうした幅広い話題について自分なりの意見や考えを伝えることが求められます。

例えば、これが2019年第2回のライティング問題です。

Is space exploration worth the cost?
(宇宙開発には、費用に見合う価値があるのか?)

スピーキング問題の例はこちら。

Do the rich have a responsibility to help the poor in society?
(お金持ちは貧しい人々を助ける責任を負うのか?)

急に質問されたら、たとえ日本語であっても答えに窮してしまう…という人は少なくないのではないでしょうか。

実際、わたしは英語力以前に「自分の意見が思い浮かばないorまとまらない」ことに苦労しました。

社会で今起きていることにもっと関心を払わなければいけないし、それに対する自分の考えもきちんと相手に伝えられるくらい確立しておかないと、外国人と英語で渡り合うことはできないな、と実感させられたんです。

自分の中身がいかに空っぽであるか(笑)を思い知らされるので苦しかったですが、テキストやオンライン英会話などを使って少しずつ勉強&練習していきました。

普段ニュースを見るときも、ふつうは興味のある話題しかチェックしないですよね。

でも、英検を受けたことで、幅広い分野の社会問題について”とりあえず知る”ことができました。

地球温暖化とエネルギー政策、インターネットの功罪、自由貿易、これからの教育のあり方、格差拡大、世界の人口増加問題など…

社会にはありとあらゆる場所に問題が転がっていて、すべてを網羅することは難しいです。

でも、少なくとも英検への挑戦を通じて、これまでの自分では考えられなかったくらい多くのことを学び、考える機会が得られました。

これも、わたしが英検を受けて良かったなぁと思う大きな理由の1つです。

英語力は人間力と密接に関わっていることに気づき、英語学習の捉え方がガラリと変わった体験でした。

英文読解力が伸びる


英検1級は、これまでお話してきた①語彙、②英作文、③面接が山場ではあるのですが、

地味に読解問題も難しいです。

過去問を解いたとき、正直あせりました。

最大でも800語なので、ものすごく長文というわけではありません。

・・・が!

まず使われている単語が難しいこと、文の構造が複雑なこと、内容がわりと専門的なことから、

とてつもなく長い文章に思えてしまうのです。。

仮にも翻訳でお金を頂いている身としては情けないですが、事実なので仕方ありません。

ですが、これも過去問を何度も理解できるまで読み込むことで、徐々に「読める」ようになっていきました。

なかなかこういう学術的な小難しい英文を自分から読むことってないので、とても良い訓練になったんですよね。

振り返ってみると、英検1級は

英語力をひとつ上のレベルに持ち上げるために必要だけどやる気がおきないことに強制的に向き合わせてくれる試験

といえると思います。

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英語学習の習慣がつく


わたしは、英検1級のために準備した2019年2~5月が「英語学習を人生で1番頑張った時期」になりました。
(これからどんどん更新していくつもりではありますが!)

それだけやらないと英検1級には合格できない…という危機感がハンパなかったからです。

わたしは元々超がつく怠け者で、隙あらばサボるタイプの人間です。

そんなわたしが、英検1級という自分にとって高いハードルを設けたことでプチ変身を遂げました。

3か月以上、通勤時間をほとんど英検対策に使い続け、

休日は6時間くらい勉強する日も多々ありました。

英検が終わった今も、英語や翻訳の勉強に多くの時間を充てる習慣は変わっていません。

自分の時間を英語に使うのが当たり前になったのは、英検1級のおかげだと思っています。

英語学習初期のころは、ちょっと頑張れば手が届きそうな目標を立てるのがおすすめですが、

少し学習が進んで来たら、あえて「ムリかも…」という高い目標にチャレンジすると英語力が飛躍的に伸びるのではないでしょうか。

英語学習がマンネリ化してきて刺激がほしい!

という方は、ぜひ英検1級を目指してみてください。

絶対に損はしないですよ。

まとめ

今回は、わたしが考える「英検1級を取得する5つのメリット」をお伝えしました。

  1. 高レベルの語彙が身に付く
  2. アウトプットの訓練ができる
  3. 社会問題を網羅的に学べる
  4. 英文読解力が伸びる
  5. 英語学習の習慣がつく

英検1級は、間違いなく英語上級者への扉を開くきっかけになります。

合格すると、もちろん嬉しいのですが、すぐに『もっと英語を勉強しよう!』と思える試験です。

この記事が、受験を迷われている方の背中をほんの少しでも押せたら嬉しいなと思って書きました。

それではまた!^^