英検1級 広告

【英検1級】長文読解問題の勉強法と解き方のコツ

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  • 英検1級の長文読解を攻略したい
  • 長文読解の効果的な対策法が知りたい
  • どうすれば長文読解で点を稼げるか教えてほしい

多くの英検1級受験者にとって、長文読解は得点源にしたいパートだと思います。

私は試験1か月前に解いた過去問で16問中4問不正解と少し不安な状況だったので、そこからギアを上げて長文対策に取り組みました。

その結果リーディングは41問全問正解できました。

この記事では、私が行った英検1級の長文読解対策をお伝えします。

「長文読解ってどうやって勉強すればいいんだろう?」と疑問に思っている方はぜひ参考にしてみてください。

えま
えま
記事の後半で「本番にどのような手順で問題を解いていったか」もお伝えします!

【英検1級読解】短期間で仕上げるには精読がおすすめ


私が行った英検1級長文読解の勉強法は精読です。

英検1級過去6回全問題集を購入し、長文読解(大問2・3)の英文を過去6回分じっくり読み込みました。

えま
えま
読解対策はこれだけです。

以下で具体的な手順を解説します。

1. 問題文と解答の和訳を見比べて全文を理解する

過去問1回分を解くごとに、英文を全て読み直します。

えま
えま
過去問は6回分解くのが理想的ですが、時間がなければ直近3回分だけでも読み込むのがおすすめです。

ステップ①:英文の意味を正しく理解できているかチェック

まずは問題と解答を用意します。

英文を読みながら和訳を確認し、自分の理解が正しいかチェックしましょう。

ステップ②:意味が正しく理解できなかった英文について原因を分析

意味が正しく理解できなかった英文が見つかったら、その原因を分析します。

原因とはたとえば

・単語の意味を知らなかった
・文の構造が把握できなかった
・修飾関係を正しく理解していなかった

などです。

多くの場合、語彙か文法に集約されると思います。

ステップ③:全文を理解する

ステップ②で分析した原因を解消して、全文を理解します。

・単語が原因 ⇒ その単語の意味や使われ方を確認
・文構造の理解不足が原因 ⇒ 和訳を見ながらその文の構造を再検討

どうしても英文と和訳の意味が腑に落ちない場合は、
和訳をイメージしながら英文を何度か音読すると理解できるようになります。

以上が試験1か月前までの勉強法です。

2. 完璧に理解できるまで精読する

試験1か月前から、わからない単語が0になるまで過去問の英文を精読しました。

えま
えま
毎日1~2本のペースで、英文5本×6年分=合計30本を精読です。

実際のテキストはこちら↓

こんな感じで、

  1. タイトルから順に丁寧に読んでいく
  2. わからない単語が出てきたら、マーカーを引いて意味を書き込む(解答に意味が載っているので、これを書き写すだけ)
  3. 最後まで読み終わったら、もう一度最初から読んでいく
  4. すらすらと読めたら完了!

という流れで進めていきました。

過去問を繰り返すことで難解な英文に慣れますし、英検のパターンみたいなものが体に染み込んできます。

えま
えま
過去問を徹底的にやり込むと「英検1級の長文だって焦らずしっかり読んでいけば大丈夫」という自信にもなりますよ。

というわけで、まとめると

過去問6回分を完璧に理解できるまで、精読を繰り返す(2~3回が目安)

地味ですが、これが最も効率的な勉強法です。

試験日までかなり時間がある場合のみ英検1級 長文読解問題120を使うくらいでOK。

あまり時間がない(例:試験本番まで3カ月を切っている)方は、過去問を繰り返し丁寧に読むようにして、他の参考書には手を出さないほうがよい結果につながりますよ。

【注意点】過去問では正答数に一喜一憂しない

これは私の反省点ですが、過去問演習での正答数はあまり気にする必要ありません。

何点取れたかよりも「英文の意味をしっかり取れているか」が大事です。

えま
えま
たまにひっかけ問題もあるので、解説を読んで納得できれば問題ないですよ。

思っていたより得点率が低いと不安になるかもしれませんが、上記でお伝えした精読を繰り返していけば必ず読解力はついていきます。

英検1級を受ける方は準1級レベルの力をすでにお持ちと思うので、焦る必要はありません。

過去問演習だけで十分、合格圏内に持っていけます。

過去問演習は正答数を気にするよりいろんな解き方を試す機会として活用しましょう。

英検1級長文読解パートの解き方

以下では私の長文読解の解き方を紹介します。

ただ、人によって解きやすい方法はさまざまです。

自己流にアレンジしたり、全然違うアプローチで解いたり、ぜひ試行錯誤してみてください。

えま
えま
過去問を6回分も解いていれば、自分に合った解き方が徐々に掴めてくるはずなのでご安心を。

大問2の解き方:タイトルから順に読む

大問2は穴埋め問題。

350語程度の長文2本に3箇所ずつ空所があり、空所に入る語句を選択肢の中から選びます(計6問)。

私は以下の流れで解きました。

  1. タイトルから順番に読んでいき、空所が来たらいったん選択肢を検討
  2. 答えがわかればマークして、また次の文(空所の後ろの文)から読み進める
  3. 答えがわからなければ一旦保留して次の文以降を読み、再度選択肢を検討

ほとんどの問題は空所まで読めば答えが出るように構成されています。

なので、たとえば1つ目の空所の答えがわからないまま2つ目の空所まで来てしまった場合、答えの根拠となる箇所を見落としている可能性が高いです。

2つ目の空所の前まで読んだのに1つ目の空所の答えがわからない場合は、冒頭から読み直してみましょう。

2回読んでみても答えが出なければ残りの空所を検討し、最後まで読み終えてから再検討するようにします。

それでも分からなければ難問の可能性が高いので、「これっぽいかな?」と思った選択肢をマークして次の問題(2本目)に進みます。

最初は「空所の前後を読んで、選択肢を見る。正解がわからなければ、他のところも読む」という方法で解いていました。

しかし、さすが英検。
前後を読んだだけで答えがわかる問題はほとんどありません。

わかった!と思ってマークしたら間違えてしまいました。

また、途中から読んで前の方に戻っていくのは普通に読む順番と違うので、読みづらくて時間がよけいにかかってしまいます。

大問2のポイントは以下です。

選択肢がけっこう紛らわしい

・各選択肢の意味をきちんと把握してからマーク
・雰囲気で選ぶと意外と間違えているので、なるべく根拠をもって選ぶ

素直な問題もたまに出てくる

・選択肢を1から読んでいき「これだ!」というものが見つかればすぐにマーク

大問2の解答時間は15分以内が目安

・1パッセージあたり7~8分以内に解く必要がある
・これ以上かかりそうだったら、とりあえず勘でマークして大問3に進む

大問3:設問→本文→選択肢の順に読む

大問3は①500語程度の長文2本②800語程度の長文1本の計3本から構成されます。

問題数は①は各3問、②は4問の計10問。いずれも内容一致問題です。

私の解き方は以下の通りです。

  1. 1つめの設問を読む
  2. タイトルから順に本文を読む→1つめの設問に対する答えが書いてある箇所を探す
  3. 1つめの設問の答えをマーク
  4. 2つめの設問を読む
  5. 続きの本文を読む→2つめの設問に対する答えが書いてある箇所を探す

(以下同じ)

大問2のポイントは、ほとんどの問題で段落と設問がセットになっていること。

たとえば、

・第1段落を読むと、設問1の答えが書いてある
・第2~3段落を読むと、設問2の答えが書いてある
・第4段落を読むと、設問3の答えが書いてある

といった具合です。

また、大問3は長いので一気に読むのは大変。

えま
えま
読み終える頃には最初のほうの内容を忘れてしまいました😅

なので、

まずは設問1の答えを探しながら第1段落を読む
→ 設問1の答えをマーク

次に設問2の答えを探しながら第2段落を読む
→ 設問2の答えをマーク

・・・

という順番で解いていくのが、時間と体力のロスを最小限にできる方法です。

また、1問ずつ答えをマークしていくことで気が楽になっていく効果もあります。
(「あと2問マークすれば次の問題にいける!」みたいに思えるので)

大問3のポイントは以下です。

英文の内容が理解できているか?

・大問3はこれに尽きます。テクニックは不要!

パス単の単語がわりと頻繁に登場

・単語学習が進むにつれて長文読解も得点しやすくなる

大問3の解答時間は40分が目安

・設問1つあたり4分のペースを守る(4分×10問=40分)

大問3は結構苦労したのですが、良問ぞろいで素晴らしいな~と感心したセクションでもあります(謎の上から目線w)。

質の高い文章を精読すると試験対策だけでなくリーディング力向上につながりますね。

普段カタめの英文に読み慣れていない人は過去問が難しく感じるかもしれませんが、辛抱強く精読を続けていれば必ず合格レベルに近づいていくはずです。

まとめ

今回は英検1級長文読解の勉強法と解き方についてお話しました。

  • とにかく過去問を精読
  • 解き方は過去問でシミュレーションし、事前に決めておく
  • 時間配分に注意

この3点を守って焦らずに過去問を極めていけば、必ず合格に必要な読解力がついてきます。

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