英検1級

【英検1級】英作文の勉強法と答案の作り方【ライティング苦手な人向け】

こんにちは、えまです。

今回は、私が行った英検1級の英作文(ライティング)対策についてお話します。

実を言うと、最も苦労したパートかもしれません。

私と同じように「英作文が苦手でどうしようもない😨」という方のヒントになれば嬉しいです。

英検1級における英作文(ライティング)の位置づけ

英検1級において、英作文対策は語彙の次に重要だと思います。

理由は次の3つです。

✔出題されるテーマに対して、その答えと理由を考え出さなければならない

ライティング(英作文)は純粋な英語力だけでは対応できず、社会問題に対して自分の意見を筋道立てて伝えることが求められます。

そのため、アイデアを思いつくのが苦手な場合は対策の必要性が高いです。

✔ライティングパートで全く書けないと一次試験の合格が厳しくなる

ライティングはたった1問で配点850点なので、リーディングやリスニングに比べて1問あたりの比重がとても大きいです。

昔はライティングが0点でも他の技能の得点が高ければ合格の可能性がありましたが、2016年度以降はより技能のバランスを重視する採点方式に変更されました。

現在の採点方式では、リーディングとリスニングが満点でもライティングが0点だと不合格になります。

✔英作文対策が、そのまま二次試験(面接)対策になる

ライティング(英作文)とスピーキング(面接)の出題トピックはほとんど同じ。

そのため、英作文で高得点が取れる人は二次試験の面接も合格できる可能性が高いです。

つまり、ライティング対策はスピーキングにも役立つため、しっかり取り組んでおけば余裕をもって二次試験に臨めます。

えま
えま
このような理由から、英作文が苦手であっても必要最低限(目安は7割)の得点は確保しておきたいところですね。

もし英作文が得意なら、単語さえ覚えていけば英検1級合格はかなり近いです。

わたしのライティングレベルと本記事の対象

英作文の重要性はわかっていたのですが、先ほども言ったとおり
私は英作文が大の苦手です。

というか、日本語でも自分の意見を組み立てることに苦手意識があります。

最初に過去問を解いたとき、何もアイデアが浮かばず10分ほど固まってしまい、
4~5行書いたところでタイムアップとなってしまったほどです。

あまりにも苦手すぎて、対策しようにもどこから手をつけていいのかがわからず、、

一次試験の中で、もっとも不安なパートでした。

万全な準備をして試験当日を迎えられたか?
と聞かれると、正直、胸を張って「YES」とはいえません。

実際のスコア(素点)も、24/32点でした。
これは合格基準ギリギリの点数です。

なので、この記事で想定しているのは、

  • 英作文が超ニガテ
  • このままだと何も書けない
  • どうにかして不合格にならない程度のスコアを取りたい

という1級受験者の方です。

↑ちょうど英検1級の勉強をはじめたときの私がまさにこの気持ちでした。

一方、

  • 英作文を得点源にしたい
  • 英作文はけっこう得意

という方のお役には立てないと思います(残念ながら・・・)。

わたしの英作文対策は【書けないなら、書かない】

英作文対策というと、

・出題されそうなテーマについて、本番と同じ形式で書いてみる
・書いた英作文を、ネイティブに添削してもらうor自分で添削する

といったものが王道ではないでしょうか。

「とにかく自分で書いてみることが大事!そうでないといつまで経っても書けるようにならない!」

と言う人も多いですよね。

たしかに【理想は】そのとおりです。

自分で書いた英作文を添削してもらうのが最高の対策法だと、私も思います。

・・・しかし!!

わたしはどうしても「ネタが思いつかない」という状態から抜け出せませんでした。

だって、

・今日の世界で、人文科学の大学の学位は重要ではなくなったのか(2018年第2回)
・日本は米国との関係を見直すべきか(2017年第3回)

とか聞かれても、

「えっ・・・(絶句)」

って感じじゃないですか??(と同意を求める笑)

日本語でも答えが浮かばないんだから、
英語で書けと言われたってムリに決まってるんです。

そこで、わたしは「自分で答案を書いてみる」方法は諦めました。

わたしが行った英作文の勉強法は、

「最短合格!英検1級 英作文問題完全制覇」をひたすら読む

という簡単なものです。

この本は、ほとんどの英検1級受験者が持っているのではないでしょうか。

英検1級の頻出分野ごとに、答案の本論(body)に使えるパーツ(=コンテンツブロック)が270個も収録されています。

270個もパーツが頭に入っていれば、ほぼどんな問題が来ても対応できるようになります。

なにもヒントがないところからアイデアをひねり出すのは大変ですが、
この本を通じて「使えるパターン」をある程度学んでおけば、あとはそれをちょっと加工して使うだけ。

英検1級ライティングの救世主

だと思います!!

わたしも、この本のおかげでなんとか合格点は確保できました。

もしこの本がなかったら、たぶん本論の2つ目を書いてる途中で時間切れ・・・⚠
とかになってたんじゃないかな?

英検1級英作文問題完全制覇の使い方

平日は通勤電車の中で2分野ずつ読み進め(全部で12分野あります)、
土日は実践問題30の解答例を読みました。

土日はすぐに解答例を読むのではなく、
「設問を読んで、自分の立場(賛成or反対など)と理由3つを軽く考えてみる」
ということをしていました。

この方法だと、いきなり英作文を書いてみるよりもハードルの低い方法で、段階的にレベルアップしていけます。

この本を買ったのが試験1か月半前くらいです(それまで「どうしよう書けない・・」と悶々としていました)。

もっと早く買っておけばよかった…と後悔しつつ、できるかぎりの時間を使って繰り返し読みました。

  • コンテンツブロックを読むだけで大丈夫なのかな
  • やっぱり自分で英作文を書く練習しなくちゃだめかな

という不安がよぎることもありましたが、自分の決めた方法を信じて続けてみました。

その理由は、

自分で考えたところでしょーもないアイデアしか浮かばない。
それだったら、プロが作った解答を徹底的に吸収したほうが効率いいのでは?

と考えたからです。

結果的に、わたしにとってはこれが正解だったと思ってます。

自分でウンウン唸って、時間をかけてビミョーな答案を作るくらいなら、
合格レベル答案を読み込んで自分のものにする。

これこそ英作文が苦手で何も書けない!という人がとるべき戦略ではないでしょうか。

「読み込む」のは暗記とはちょっと違います。
270個のコンテンツブロックを暗記するのはあまりにも大変だし、その必要もありません。

「この問題(ex. 移民政策)には、こんな論点(ex. 労働力不足の解消)があるんだ」なという知識をストックすることが重要です。

ただ、「この表現、使えそう!」というフレーズがあればメモして覚えておくと役立ちますね。

ただ読むだけだと記憶に残りづらいな・・・というときは、

  • 音声ダウンロードを聴く(無料)
    ←移動中、歩きながら聴いたりしていました。
    目からだけでなく、耳によっても入れることで内容がより定着しやすくなります。
  • 書き写す
    ←自分の手を使って書いてみることで、意外と頭に入ったりします。

といったことも組み合わせると、より効果的です。

とにかく、
この1冊をどれだけ自分のものにできるか
ということだけを考えて、それさえできれば合格できるんだ!と信じました。

ちなみに、わたしは二次試験(面接)対策もこの本だけで済ませました。
(オンライン英会話と新聞は活用しましたが、面接テキストは買っていません。)

英作文と面接が1冊で対策できるので、コスパが高いです。

英作文答案の作り方

以上がわたしの英作文勉強法ですが、これに加えて「答案の型(パターン)」を準備していました。

この「型」もジャパンタイムズ本の「Chapter1 英作文問題を攻略する」を参考に作成しています。

英検1級英作文問題で求められる構成

英検1級英作文の構成は、問題文で以下のとおり指定されています。

  • 与えられたトピックについて、3つの理由を挙げてエッセイを書く
  • 構成は、導入・本論・結論の三部構成
  • 長さは、200-240語程度

導入・本論・結論について、事前に「型」だけはいくつか用意しておいて、
本番で出題されたトピックに合わせて使うようにしていました。

「型」といっても複雑なものではなく、下記のようなごくシンプルなものです。

本論が大事なので、導入や結論ですごく工夫を凝らした表現を使う必要はありません。
(こなれたカッコいい表現もあるのかもしれませんが、わたしはそのレベルではありませんでしたw)

① 導入<2文>

パターン1
①: I believe/do not believe that [トピックの文].
②: ①の立場を主張する理由3つを列挙(本論の要約)

パターン2
①: Most people would agree that [自分の立場と反対の意見].
②: However, [自分の立場].

② 本論<3~4文 × 3個>

①: トピックセンテンス<1文>
First, ・・・/ Second(Next), ・・・/ Third(Finally, Last), ・・・

②: 具体的な説明・事例 <1~2文>
For example, ・・・
In fact, ・・・

③: まとめ<1文>
①のトピックセンテンスを別の言葉で言い換え

3. 結論<1~2文>

①: In conclusion, [導入で表明した立場を別の言葉で言い換える]
②:(語数に余裕があれば)本論で述べた理由を簡潔にまとめる、今後の展望を述べる

えま
えま
このようにざっくりした全体の構成を決めておき、
当日は「本論(3つの理由)」のアイデア出しと作文に十分な時間を割けるようにしました。

まとめ

今回は、英作文が苦手だけどなんとか英検1級に合格したい!という方に向けて、わたしの対策法を紹介しました。

この方法であればどんなに「ライティングなんて無理!」という人でも実践できるし、
それほど苦しい思いをしなくても、合格点をもらえるくらいの答案は書けるようになるはず。

「毎日答案を書いてみる!」とかだったらわたしは100%挫折してました。

また、採点はそこまで厳しくないので気負いすぎないことも大切かなと思います。

感覚的には、
「指定された構成に従って」「指定語数くらいの量で」「最後まで書き終える」ことさえできれば(よっぽど意味不明な答案でなければ)7割を切ることはまずないです。

なぜ言い切れるかというと、わたしが本番でほぼ意味不明な答案を書いて約7割の得点だったから。

乱暴に聞こえるかもしれませんが、「とりあえず形になってればなんでもいい」くらいの気持ちでトライしてみてください。

最初はどんなに書けなくても、
「大丈夫、かならず書けるようになる」
と信じて準備を進めていけば、案外大丈夫になります。

少しでも参考になりましたら嬉しいです。